柴又帝釈天へGO!
- 今田
- 16 分前
- 読了時間: 7分

どうもどうも。先週のヒルネット。
まずは教室活動の様子から。
先週月曜からは、夏休み明けの月曜日工作クラスも再始動!
月曜クラスは隔週で開講。工作好きのメンバーや月曜も活動に参加したいメンバーが集まります。
今回の工作のテーマは、カップ&ソーサーへの絵つけ。
早速、皆さん、アイデアを練り始めます。取り敢えず好きに描き出してみたり、自分の気に入った絵柄をネットで探したり。


皆さんが手にしているペンは、絵つけ用の特別なマーカー。
描いている段階では、こすっただけで、すぐ消える。
でも、これをイマンモ家に持ち帰り、オープンで火を通すことで、しっかり絵として焼きつけられるという寸法です。


あまったティーカップで、イマンモも軽く絵つけをしてみたり。
これは教室でイマンモ専用ティーカップにしようかな。

こんな感じで、皆さん完成!
それぞれに個性の発揮されたマグカップ&小皿が出来上がりましたよ!
大事に持ち帰って、オーブンで焼いておくからね!





さてさて、前回の記事では写真撮り忘れたいた公園活動。
先日は、暑さがほんのちょっぴり落ち着いた?ような気もしたので、火曜は久しぶりに井の頭公園内にある三角広場まで散歩&お昼ご飯。



ただ、一方で先週は天気がビミョーな日々。
特に木曜は、公園でご飯を食べていたら、真っ黒な雲がゴロゴロと雷鳴を轟かせながら近づいてきたために、速攻で教室に避難。
と、教室に戻った途端、猛烈な雨が。
いや、雨というのではことばが足らぬ。まさしく打ちつける滝の中に身を置いたかのよう。
しかも、そんな強烈な雨が結構、長い時間降り続ける。しばらくはカードゲームなどに興じていた皆さん、帰宅時間になっても振り止まぬ雨に閉じ込められ、さすがにちょっと不安になってましたよ。
まあ、だいたい5時前には雨も小雨となり、何とか皆さん、無事、帰宅されますた。
(なかには豪雨の中、濡れながら帰宅してする猛者もおったとか)


そんな大雨もあった翌日、金曜日。お出かけ探検活動。
火曜日ぐらいの段階では、この日は川遊びに久しぶりに出かけるか?などとも話していたんですが、もちろん前日の雨を受けて不可能と判断。
代案であった柴又帝釈天に出かけてきましたよ!
こちはの帝釈天。『男はつらいよ』などで有名ですが、当然、今の子どもたちは知らない。元々関西人であるイマンモも実は見たことがない。
それが理由というわけではありませんが、訪れるのは数年ぶり。かなりご無沙汰な場所になってました。
しかし。以下にマロ殿が書いているように、少なくとも年長メンバーにとっては風流かつなかなかオモロい場所だった模様。今後、再訪することもありそうです。
というわけで、今回も我らが専属記者、マロ殿に活動を振り返ってもらいましょう! よろしくマロ!

〈八月を過ぎて、一時のあの暑さもようやく遠ざかったころ、東京では毎日のように雨が降るようになった。火曜日も雨、水曜日も雨。木曜日も雨であった。
清少納言にしてみれば、八月のあの暑さよりも雨の降るこの九月の方がより夏らしいのであろうが、狐の嫁入りであったり突然のスコールの様な豪雨であったりと、そんな中いつものように家を出なければならない人々にとっては不幸というほかないであろう。
どうせならば、あの八月の暑さの中で、この雨に降られたかったと、そう思ったことは紛れもない事実である。
これだけ雨が降り続けているのだから、奥多摩の方の水位は非常に高くなっているに違いない。本来であれば今週は奥多摩で川遊びをする予定であったのだが、今週に入ってからその考えに冷や水を浴びせるように、上のような警告が発せられることになった。
実際に、多摩川の定点カメラで水位を確認したところ、楽天的にも大丈夫だと言うことができないほどに増水していることが確認された。
そして、木曜日に至っては目黒川の冠水を迎える。この天気で川遊びなど出来るはずがない。このフリースクールとしては珍しい満場一致を受けて、行き先は柴又帝釈天に変更された。
そして、この日を迎えた。早朝こそ小雨が降っていたようだがそれもじき止んで、雲に覆われながらもその切れ目から晴れ間が見えた。
紆余曲折の末、集合場所はJR金町駅に決していたが、ほとんどのメンバーが電車遅延などの末に遅れ、全員がそろったのは集合予定時刻を若干過ぎた後のことであった。〉

〈当初の予定では河川敷を歩いて南下するはずであったが、そうしている時間はないだろうと判断された故、最短距離を選び取って帝釈天へと向かうため、京成線の線路沿いに南へと直進して、なんとか予定よりも大幅に遅れることなしに、帝釈天前への全員の集合を迎えた。〉


〈柴又帝釈天に大勢が傾いたのには、いくつかの理由があった。急な降雨に遭遇しても問題がないこと。商店街にある駄菓子屋に行くことができること。そして、帝釈天の壁面彫刻を見ることができること。一部のメンバーの間では、特に三つ目が一番の目的として認識されていた。
帝釈天について、僕は何も知らない。その名を聞いて真っ先に思い浮かべるのが「百億の昼と千億の夜」の登場人物であるから、何も知らないといっても過言ではない。そのためか、僕の興味は柴又帝釈天そのものよりも、その壁面彫刻の方に移っていた。
これらの彫刻は、非常に素晴らしい。日本の寺社仏閣の彫刻は、赤や青の極彩色で彩られたものが多い。それが悪いと言うわけではない。だが、木の色そのままを楽しむことができるのだから、言ってしまっては悪いが、例えば三峰神社や御嶽神社のあの深紅の拝殿よりも、こちらのお堂の方が僕の琴線に触れるつくりをしていた。
彫刻の何が素晴らしいか、もちろん色だけではない。まず、その精密さだ。人物の作りが非常に丁寧で、奥行きも見事に作りこまれている。殊に、普賢菩薩の乗った象が、多くの牙を持っているのを見たとき、また天女たちが笛を吹いたり琴を奏でたりする彫刻を見たときに、非常に強い感動を、それらに対して覚えた。〉





〈しかし、じっくりと見入っている時間はなかった。名残惜しさのあまり、この近くに住んで毎日通いたいと思いながらも(ここ最近月に一度はこう思うような気がするが)、彫刻を見終え庭園を見終え、昼食を摂るために江戸川べりの柴又公園に向かう途中の、そのときのことであった。雨が降り出したのだ。〉




〈雨の勢いは増すばかり。東屋に避難しようにも、何故か床一面に毛虫がうごめいているとあっては、虫嫌いのメンバーは逃げ込むことができない。
已む無く遠くの自動販売機などが置いてある場所の屋根の下に逃げ込むと、メンバーの多くは彼について、ベンチもないあの狭い場所へと向かって行った。
あとに残ったのは、毛虫など気にすることもないというメンバー幾人かのみ。見る人が見れば蠱毒という言葉を思い起こすであろう光景の中、平然と昼食を摂るその胆力には称賛の言葉しかなかった。〉



〈雨が上がり始めたころ、最後のメンバーが昼食を摂り終えたため、再び帝釈天前を目指して歩き始めた。少し離れた所で遊んでいたメンバーと彼を見守っていたスタッフを呼び忘れるという事態に陥ったが、幸いにしてすぐに合流も果たされ、メンバーはそろって商店街へと繰り出した。〉


〈いろいろと興味を引く店が立ち並ぶ中、駄菓子屋へ入るなど思い思いの時間を過ごして早一時間。再び降り出していた雨がやんで、最後は寅さんとさくらの像が立ち並ぶ柴又駅前にて解散となった。




〈そこからあるメンバーは再び帝釈天へと向かい、あるメンバーは京成線を利用して金町駅や京成高砂駅へと向かい、そしてあるメンバーは京成線と勝負すると言いおいて金町駅までを走破するという暴挙に出た。
その結果は神のみぞ知る。が、当人たちにとって満足な結果が出たことは、言うまでもあるまい。〉

と、まあ、こんな感じだった先週のヒルネット。
夏休み明けて2週間。ようやく通常運転な感じになってきましたね。
暑さも少しずつ落ち着てきそうな雰囲気のなか、今度は金曜に雨続き。
果たして、まだ気温の高いうちに川で焚き火なんかはできるのか?
今来週の天気予報を見ながら、またみんなで考えてたいと思います!
それではそれて
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