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  • 今田

不思議の町、青梅を探訪

どうもどうも。

先週のヒルネットでは、東京探訪フィールドワークの一環として、青梅に行ってきました。


「東京」というには、ちょっと田舎の青梅(失礼)。 しかし、この町は有名な小泉八雲ことラフカディオ・ハーン著「雪女」の舞台でもある町なんですね。


ということで、教室での活動のなかで、「雪女」を読み予習しておいたメンバー。

中央線に揺られ青梅線に揺られ1時間。

青梅の地に降り立ちます。



駅を出てみると、なんだなんだ、この猫。猫。猫。 やたら猫を押しまくっています。


さっそく観光案内所で尋ねてみると、この青梅の地では、かつて農家が害獣であるネズミを除けるために、こぞって猫を飼っていたのだとか。

そのため、町全体でも猫を取り上げている上、町の神社である住吉神社にも猫の御神体が祀られているそう。 ということで、一行はさっそく住吉神社を参拝することに。



長い長い住吉神は参道の階段。 それを何とか登り切ると、青梅の町を一望できる、なかなかの眺望です。ただ、目の前のマンション邪魔だな。。。


さて、それはともかく猫の御神体はどこか、と探したのですが、ない。 どこにもない! 神社の裏側なんかにも回ってみたんですが、全然見当たりません。 仕方ないので社務所で聞いてみることに。するとなんてことでしょう。。

神社の境内ではなく、階段下に祀られてみたいです。 まあ、いいけどね。景色良かったし。。。



さて、住吉神社を後にした一行が向かったのは、「昭和レトロ館」。

観光案内所のおばさんの話では、「昭和レトロ」という言葉自体が、青梅が発祥だそう! 何でも、青梅はその昔、青梅街道の宿場町として栄えた時代があったそうで、駅前には映画館が立ち並んでいたそうです。 そのときの映画館の絵看板を保存するなかで、「レトロ」な町というイメージを自己創出?していったのだとか。 「記念館」には、それらの絵看板が展示=保存されている一方で、様々な「昭和」の玩具や道具が保管されていました。



懐かしいオモチャが並ぶなかでもコレ!

「記念館」のなかで個人的に一番懐かしかったのが、この「キン消し」です!


団塊ジュニア世代ならば誰でも知っているでしょう。

漫画「キン肉マン」の「超人」をあしらった消しゴム?的フィギア?です。


当時、大人気だった「キン肉マン」。

小学生だった僕も、100個以上に集めていました。

あれ、どこにいっちゃったのかなあ。。。


。。。といっても、今の子どもたちに通じるわけもなく。

まあ、僕一人、興奮しておったわけですが。


さて、レトロ館をでたメンバーはいよいよ、この日の目的地の一つ、調布橋を目指します。

調布橋は、「雪女」で、木こりの二人が雪の中、村に帰る川を渡れなくなり立ち往生する場面に出てきます。

その川、というのが多摩川なわけなんですね。


と、すみません!

何とその調布橋の写真だけ、撮ってくるのを忘れちゃいました。。。

痛恨の極み。。

仕方ないので、「レトロ館」で撮った、雪女の絵を載せておきます(レトロ館二階は雪女コーナーになってました)。


その後、多摩川沿いに歩いていって、昼食は多摩川沿いにある釜の淵公園という場所で食べることに。

ここは去年、家族で焚き火をやったりした場所で、平日は静かで景色もよく、なかなかピクニックには良い場所でしたよ。



と。昼食中に、ふと対岸を眺めると、何か怪しい人影が!

いや、よくみると、それは人間ではなく服を着せられたマネキンでした。

登山服?のようなものを着せられたマネキンだったのですが、果たしてこれは何のか?

そもそも対岸は立ち入り禁止で、安易に人が近づける場所じゃありません。

まさか畑や田んぼをやってるわけもないし、何のために置かれているのか? ただのイタズラなのか? これもまた青梅のミステリーの一つでしたよ。


さて昼食後には、この日最後の目的地。 金剛寺というお寺に向かいます。


実はこの金剛寺こそが、青梅というその地名の由来となった場所なのです。

写真にある梅の木。

この梅の木は、現在も金剛寺にある梅の木です。 すでに老衰し実をつけることはないそうですが、何とこの梅の木、かの平将門が植えた木だという伝説が残っているのです。


伝説によると、平将門がある戦の折にこの地に立ち寄り、「我が願い通じるならば大きく育て。通じぬならば枯れよ」と言って、自らが馬の鞭として使っていた梅の木を植樹したそうです。

結果、梅は大きく育ち、喜んだ将門はこの地に仏閣を建てました。 しかも、その植えられた梅の木は季節が過ぎても実が黄熟せず、いつまでも青いままだったというのです。

「青梅」という地名は、この実が青いままの梅の伝説にちなんでいたんですね。


さて、こんな感じで今週の青梅フィールドワークは終了。

なかなか中身の濃い町の探訪になったかと思います。

いつもはただ、通り過ぎるだけの駅。

名前だけ知っているだけの町。

そんな町にも、色々な「発見」があるものだと思います。


さて、来月は何をしようか? どこへ行こうか?





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