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葛西臨海水族園で泳ごう

  • 今田
  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

どうもどうも。本日のヒルネット。


今日は隔週月曜に開講される工作クラスの日でした!

本日の課題は、6月紫陽花の季節ということで、「スタンプでオリジナルの紫陽花を描こう!」のコーナー。


テルテル坊主みたいに丸めた布に好きな絵の具をつけて画用紙にポンポン。


ウチの庭から摘んできた、本物の紫陽花の葉。

これにも絵の具をつけて、本物の葉っぱのスタンプ。


そんな作業を繰り返して、はい、出来上がりました! それぞれのオリジナル紫陽花!

今回もみんな素敵な作品が出来上がりましたよ!!


さて、お次は先週のヒルネット。

先週金曜は、これまた久しぶり、葛西臨海水族館に出かけてまいりましたよ!

まだ、6月だというのに、連日、信じられない暑さが続いております。ので、ちょっと水の中を涼しげに泳いでいるお魚さんでも観に行こうということとなりました。


ということで、今週も登場してもらいましょう。

出でよ、マローン!

先週の金曜日のお出かけ活動について振り返るのだ!


ってなことで、よろしくマローン。以下、金曜の活動となります!


〈フリースクールの中ではもっぱら、梅雨前線は大きく転進したと噂され始めた。未だ梅雨と呼べるような大規模な雨期が1週間程度しかなかったためであり、気温は6月の中旬であるというのに、東京の各地では幾日と35度へ達したとの話を、メンバーたちから聞いた。

 先週までは様々なメンバーが自分の我を通し意見を提出していたのだが、この酷暑の中にあってそのような運動はぱたりと姿を消した。そのうえで、クーラーの効いた部屋で皆、満場一致と声をそろえて言った。水族館にしよう。

 しかしながら水族館といってもいくつかある。都内で代表的な、比較的チープなものは品川と葛西の二つ。そのどちらに行くか、いろいろと議論が交わされた。しかしながら、激論というほどには至らない。よくよく考えてみれば、品川水族館へは昨年行ったことがあるが、このフリースクールで葛西臨海公園へ最後に行ったのは、思い返せばもう2年も前のことであった。そのことを踏まえて行き先も決定し、各メンバーは暑さに耐えるための服を身に着けてくることになった。なお、海へと入ろうという勇者的な行為によって名誉と栄光とを一身に受けようとしたメンバーは、生憎どこにも表れなかった。


〈そして当日となるのだが、この日は様々な列車に遅れが生じていたため、メンバー全員が集合したのは予定から数十分が超過したころ。日が高く上るにつれて、うだるような暑さへと変貌していく中、少しでも涼しいところへ行こう、そう言って水族館へと決定したというのに、各メンバーはあえてであろうか、直射日光を一身に浴びて堂々と歩みを進める。木陰に隠れるという選択肢は、思い浮かびもしないのであろうか。〉


 水族館に近づくにつれ、普段であればその冷気を感じ取れるはずなのだが、それがいっこうにわからない。あまりの暑さに頭が回らなくなっているのだろう、チケットを受け取り忘れるなどの小さなミスが多発したため、それぞれがばらばらに館内に進み、涼しさを享受しながら午前中を過ごすことに決まった。


〈普通水族館といえば、大きなガラス張りの水槽の中を多種多様な魚が泳ぐ姿を想像されるであろう。もちろん、その印象は決して間違ったものではない。しかしながら、その時僕がいた場所に限って言えば、その説明は不適当であったと言わざるを得ない。


 その場所には非常に美しい魚たちの骨格標本が幾つか立ち並んでいた。吉村昭の「青い骨」などを彷彿とさせる光景とまではいわないが、それでも十分に美しい。真っ白く漂白されてはいるものの、それらの骨格にはどことなく死を感じさせない、生命を持つものにしかない輝きが含まれているように感じた。


 僕がそんなことをやっている、そのことをほかのメンバーたちは微妙に薄気味悪く、またそれ以上に納得のこもった視線をこちらへとむけていたらしい。僕が骨や標本などに興味を示すのは今に始まったことではないのだから、彼らももうすっかり僕の奇行に慣れてしまったような、そんな感じがする。


 個人的にはペンギンのいる水槽のあたりに強い興味を覚えたのだが、生憎その場所は屋外であり、強い日差しを遮るものが何もない場所であった。やむを得ず各メンバーは再び屋内へと戻り、12時30分ごろにばらばらと、食事をとるために集まり始めた。〉


〈正直に言って、ここから後の記憶は、ただ暑かったことしか印象に残っていないものであった。

 しかしながら、写真等を見てみれば、だいたいのことは思い出されてくる。葛西の海は変わらず汚れていたものの、一昨年に比べればだいぶ綺麗になったように感じた。先年ここに来た時にはあれほど転がっていた魚の腐乱死体なども、ほとんど見かけることはない。

 おそらく今回の活動を経て、皆水遊びに対するあの特有の渇望感を抱き始めているころ合いではなかろうか。果たして海へ行くのか川へ行くのか、それは神のまにまに。〉


こんな感じだった今日、そして先週のヒルネット。

マロは今週は川遊びか?という話をしておりますが、おーいお茶ミュージアムに出かけるという説もある。


ともあれ、今週も皆で話し合って活動を決めていきたいと思います。

それではそれでは!

 
 
 

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