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秋川渓谷で川遊び&焚き火!

  • 今田
  • 9月29日
  • 読了時間: 11分
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どうもどうも。先週のヒルネット。

先週はまず、月曜に工作クラスが開講されましたよ。

先週の作品は、スポンジシートを使った版画作成!


スポンジシートを切ったり、形を変形させたりしてスタンプを作り、さまざまな色のスタンプインクを使って、色とりどりの「版画アート」を画用紙に描いていきます。

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画用紙いっぱいを使って一枚の絵を描いてみる子もいれば、小さなスタンプをいくつも作って、可愛いポストカードや、細やかで繊細な小さな絵を描いていく子もいたり。

それぞれの趣味にしたがって、自由に作品を作っていきます。

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一方、月曜クラスでは、工作したくない子は、午前中いっぱいの時間を使って学習する子もいます。

この日は、月曜クラスには久しぶりに顔を出したKとイマンモは、みっちり数学を学習。

別に呆然としてるわけじゃないですよ! ワッペンで顔隠すとそんなふうに見えるけど……笑
別に呆然としてるわけじゃないですよ! ワッペンで顔隠すとそんなふうに見えるけど……笑

さて、そんなこんなで2時間ほど時間が経過。

見事にな作品が出来上がりましたよ!

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さて午前中、版画作成、学習に精を出したら、午後は公園で身体を思いっきり動かします。

この日は、人数が多くなかったこともあり、いつもの井の頭公園ではなく、20分ほど「散歩」して、武蔵野市立本田北公園という場所まで出かけていきました。

こじんまりした公園でしたが、遊具もあって少人数の時は楽しめる公園でしたよ!

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さてさて、お次は金曜日。お出かけ探検活動。

先週の金曜日はやっとこさ晴れたぞーーーい!っということで、川遊び&焚き火の会に出かけてきました。

今年は暑すぎる夏、そして秋を呪う日々でしたが、今回だけは別。

9月も下旬だというのに、存分に川遊びを堪能できました!

本来、川に入らず焚き火だけ行おうと思っていたメンバーも、結局、上半身ハダカになって川に飛び込まざる得ない陽気。存分に川と戯れる一日になりましたよ!


ということで、今回も我らが専属記者、マロ殿の筆にて一日を振り返ってみましょう!

出番ですよー!マロ殿ーー!!よろしくな!!

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〈最近になってようやく雨が止み、晴れ間が見え始めた。しかしすでに九月下旬へと差し掛かり、これよりも後になれば水温も下がり、そのうちに川遊びなどできるはずのない季節へと移り変わることだろう。

 そのような理由があったためであろうか、今週の活動に関しては不思議なほどに意見が提出されていなかった。それは、皆が思考を放棄しているというわけでは無論ない。既にひと月以上前から、次に晴れ間が出た時には川へ行くということがほぼ満場一致で決まっていたためであった。


 今回行く場所に関して、候補はいくつかあった。これまで長く愛用してきた多摩川の河原や、同じく多摩川にある鳩ノ巣渓谷など、川遊びに適した場所はいくらもあった。

 しかし、既に九月も終盤に差し掛かり、また暦の上では秋分を迎えてからは秋の香りがするようにも感じられる。僅か一日で体感気温が五度ほども下がることだって珍しくもないだろう。

 これらのことから、万が一にも気温や水温が川に入るに適さない温度となった場合に備えて、川遊び以外にも、例えば焚火などを行い川に入ることなしに楽しむことのできる場所が、一番適した場所であるように思われた。


 そこで、2か月ほど前に利用したばかりであり若干マンネリと化してしまう恐れはあったものの、武蔵五日市駅から秋川を上流方向へと少し遡ったところにある生活協同村ひだまりファームというところで、川遊びに加えて焚火を行って一日を過ごすこととなったが、バスも電車も三十分に一本ほどしかないために極めて交通の便が悪く、そのために電車遅延などに巻き込まれれば接続不能の事態に陥るであろうことは、特に一部のメンバーには自明の理と思われていた。

 まあ、その名前を具体的に出すことはできないものの、ヒルネットに一年以上在籍しているメンバーは、きっと似たようなことを思っていたであろうことは容易に想像がつくであろう。


 そのためにあえて集合時間を多少早く設定し、万一遅刻者が出た場合にはほかのメンバーは三十分間武蔵五日市駅で待機し、それでも間に合わなかった場合には無条件で置いていくという方針に決まった。

 しかしながら、それは保険のために行われるのだけれども、過去を振り返って見ればヒルネットにおいて保険が機能しなかったことなどほとんどないということは、特に二年ほど前の僕の日記を見ると如実に表れていることと思う。

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〈ヒルネットで最も大きな遅刻をしたことのあるメンバーといえば、トキワ荘マンガミュージアムへと向かうのに間違ってときわ台駅に集合、そして自身の直感を頼りにときわ台と上板橋の駅の周囲の街をあてどもなくさ迷い歩いたメンバーであった。

 その名前は記さない。だが、一つ言っておきたいことがあるのだ。皆はトキワ荘という名前に引きずられてうっかりときわ台駅に集合してしまったのだろう、と噂している。それをつい先日耳にした僕は、大きなショックを受けた。フェイクニュースが広がっている。そしてその情報では、この事件はうっかりミスをした‘僕’の醜態ということになってしまっているのだ。


 だから、あえてここで事実を語ることにする。‘僕’が集合場所を間違えたのは、決して自身の弁解の使用もない勘違いによるものではないのだと。すべては、当時スマホを持っていなかった僕に対して、何の因果か集合場所を知らせる連絡が届かなかったことから始まる。


 僕はその日、個人的にトキワ荘という場所を調べてみた。皆にもやってみてほしいのだが、GoogleMapにて「トキワ荘」と検索をすると、東武東上線ときわ台駅と上板橋駅との中間地点が表示されてしまうのだ。ぜひ上記の単語でそのまま検索してみてほしい。


 そして僕は、フリースクールにてI先生とR君に、集合場所が常盤台であるという旨の裏付けを得るために確認をした。すると、驚くなかれ!彼らは「うん、そうだよ。その通り」と、即座に返答してきた。


 もちろん、連絡が届かなかったことを持って即座に折り返し質問をすれば、集合場所を知ることはたやすいことであった。そういうわけであるから、もちろん迷子になったのは僕の責任によるところが大きい。しかし。しかしながら、その原因を僕の幼稚な勘違いによるところとするのはまったく事実無根というほどではないにしろ正しい情報ではないので、どうか上述のほどしっかりと覚えてもらいたい。なにも僕でなくとも、誰だって同じ間違いを覚えるはずなのだ。〉

※不運な「僕」ですねえ……。ただ、あえて言おう。「I先生」には「常盤台」と答えた記憶はとんと無いのだ!(悪魔笑) そして連絡が届かなかったのは受信ケータイ側の「文字数制限」のせいだったのだと!(哄笑)

ということで、今回の記事とは関係ないけれども、件のトキワ荘ミュージアム活動時の写真
ということで、今回の記事とは関係ないけれども、件のトキワ荘ミュージアム活動時の写真

 大分話がそれた。こうして記述していてふと過去を振り返ってみると、僕がフリースクールに参入してからずいぶんと年少メンバーが増えたようにも感じられていたが、全体的にみればむしろメンバーの高齢化(二十年も生きていない子供にとって、三、四年という時の経過は十分に齢を重ねたといってよいのでなかろうか)も進んでいるということに気が付いた。

事実、メンバーを置いていくという選択肢は、そのメンバーが十分に大人であって一人で行動しても問題がないと判断されたときにしかとられることがない(加えて、大概そういった場合にはスタッフが合流のために置いて行かれる)。


 もちろん、スタッフが一名欠けるというのは、殊に川遊びや山登りなどをする日に限って言えばかなり大きな痛手を負うことに繋がりかねない。幸いにして、電車遅延に巻き込まれたのか電車に乗り遅れたメンバーたちも含めて皆が「バスに乗り遅れるな」とばかりに急ぎ走ってバス停へと向かい、無事に乗り込むことができた。

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〈このころには沖天に日が昇るのに呼応して気温も肌でわかるほどに上昇し、昨日までの肌寒さがまるで嘘のように暖かくうららかで長閑な一日を作る礎となるかのように思われてきた。

 何しろここに至るまで、致命的な問題が起きたことがないのである。毎週遅刻者が出ただの、うっかり土産物屋に入って散財してしまっただのと幾つも他愛もない話を聞き、また見てきた身からすれば、ここまで順調であるのはなにかしらの瑞兆であるようにも思われたのだ。


 フリースクールに通うという選択をしたメンバーたちには、大なり小なり集団行動を得意としない面が垣間見える。別にそれは何の問題もない。集団行動ができなくとも学力や興味といったものは減少することなく、むしろ増進するとさえ思っている。

 もっとも、集団行動を得意としないがためにいろいろと問題が起こることもよくあった。それが、今日この日に合わせて図ったかのように起きるとは、誰も予想できなかったのだ。


 五日市市に入ってからというもの、車窓の向こうに、また川べり、道のわきなどに咲き誇る彼岸花が目に付くようになった。赤く、花火のように華やかなその花がまるで道祖神の様にして道脇にぽつり、ぽつりと立ちこちらを見送っているのを眺めながら、最寄りのバス停から歩いて十分ほどのところにある目的地へと進んでいく。〉

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〈道が狭いため、二十名の大所帯となっていたこのグループでは塊となって進むことができない。結果として自然何組かに分断され、それぞれが自分のペースでスタッフの誘導を受けて目的地へと進んでいくこととなったが、道の両脇に咲き乱れる彼岸花に注意を取られているのか、彼らの足は重く普段と比較すると非常に遅々とした牛歩の歩みとなっていた。


 未だに日は中天へと差し掛かっていないというのに、気温は昨日一昨日の最高気温を追い越した。当初、川の水が冷たいかもしれないから入らないなどと云っていた者たちは何処へ行ったのか、川へ着くなりライフジャケットを着用したメンバーたちが我先にと川へ飛び込み、対岸へと泳いでいく様子が見えた。〉

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〈荷物を炎天の下においておけば十分に食中毒の原因となるであろうことは疑いの余地がなく、そのため荷物の多くが比較的影の多い対岸へと川の浅瀬を利用して運搬されていく頃には、薪を購入しに行っていた年長者グループが帰還し、薪を肩に俵担ぎの要領で載せて、同じく対岸へと運び終えていた。それらはすぐに通気性の良いよう組み立てられ、それからわずか十分ほど後には轟々と音を立てる火が安定して薪に宿っているのが見えた。〉

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〈そして、焚火班も川へと入っていく。川の下流方向にはライフジャケットを着用した年長メンバーやスタッフが待機しているため、皆安心して流されていくのだが、落ち葉の様にくるくると回転しながら下流へ下流へと流されていくその列に加わって、僕はあるものを見た。


 川の両側に、彼岸花が狂い咲いている。それは川の水の中から見ると異様に毒々しいものであった。おそらく、それを見たもののうち何名かは悟ったことだろう。この日、きっと何かが起こる。

 彼岸花は確かに美しい花だ。しかし、それが瑞兆であるかと問われれば、多くの人は首をひねってそれを否定することだろう。それが川の両岸に競うように咲いている様は、一種神々しいものであった。

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〈いくら暖かい日であるといっても、それは九月にしてはという前置きが付くのだから、そう長い間水につかっていると具合の悪くなるであろうことが手に取るようにわかる。

 そのため適度なところでめいめいが川を上がって焚火にあたっていたのだが、その中でとあるメンバー、ーー本人の希望で名前はOとするーーが奇怪な行動をとり始めた。

 バッグからおもむろに取り出した小型の飯盒に水を張り、火にかけた彼は、その後手にした小さな箱を開け、大きな塩の塊を一つ、その中へと落とした。パスタをゆでるのだという。〉

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〈しかしどう見てもそれは飽和食塩水と化している。彼のいうところによると、これがO家の伝統的なパスタのつくり方なのだという。

 僕には、とてもマネできない。けれどもその解放感たるや、想像するにすさまじいものであろう。轟々と流れる川の音と、燠の爆ぜる音との中で調理をすることは、きっと素晴らしい経験となるに違いなかろうと信じている。〉

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〈パスタ自体は非常に上手に出来上がっていたものの、当の本人は調理によって身も心もすっかりと疲れ果て、もそもそとパスタを口に放り込んでおられた。機会があれば次は炒飯を試みるという。


午後になって、気温は若干高くなったように感じるが、水温は反比例をするかのように徐々に徐々にと下がってきたのを肌で感じて取った。変わらず水遊びをする者もいるが、その幾人かはやがて砂を掘り水路を作る土木作業にいそしむようになった。〉

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〈ここまでの間、悪いことは特になかった。それが、猛き武士の心を慰めるようにして、猛き宰領の心を和らげるようにして我々の心に油断を生じさせた。バスが来るまで、あと少し。遅れて出発したために未だバス停へとたどり着いていないメンバー、三名。

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 結果として、彼らは無事たどり着いた。無事にバスへと乗った。しかしながら、年少メンバーを先に乗せるよういらぬ気づかいをしたばかりに、中高生メンバー四名がバスの走り去った後のバス停にぽつねんと取り残されていた。

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〈バスに乗り遅れるな、とばかりに争うように人々がバスへと殺到し、忽ちのうちにバスはいっぱいになったかのように見えた。そのためだ。僕たちはバスに先に行ってもらうことにした。そして走った。けれどもすぐに疲れたため、ひたすらに武蔵五日市駅を歩いて目指すこととした。皆からの数々の激励の言葉を受けて、無事にたどり着くことはできた。もっとも、僕たち徒歩で合流したメンバーは皆、つい先日行われた一泊二日の活動の際にも同じことをやった。他のメンバーも、ぜひ体験してほしい。このためかしれないが、これを書いている28日18時の時点でもまだ、両足の筋肉痛が僕を苦しめている。〉

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とこんな感じだった先週のヒルネット。

10月は、いよいよ「すぎなみ舞祭」の準備が始まります!

まずは今年もアクセサリーの材料探しから。出かける先は、やっぱり浅草橋かな。


今週も、楽しく活動しますぞい!

それではそれでは!

 
 
 

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