レインボーブリッジから豊洲へ!
- 今田
- 2025年12月15日
- 読了時間: 9分

どうもどうも。先週のヒルネット。
先週は月曜に工作クラスがありました。
今回のテーマは「写生」。井の頭公園の風景をそれぞれ絵に描こうという企画です。
たまには、こういう愚直な企画も良いだろうということで、月曜は朝から教室前の井の頭公園で活動。
もう12月なので寒いだろうかと思いましたが、当日の気温は18度。
幸運なことに、じっと絵を描いていても、ちっとも寒くない気候でした。
ということで、場所を決めて、とりあえず何がしか風景を観察。
鉛筆で下書きしたり、いきなり絵の具で画用紙に色を塗り始めたり。

もちろん、ここはヒルネット。
別に風景を見たまんま描かなくてもいい(もちろん、描いても良い)。
あるいは風景ではない何かを描いても良い。
風景でない何かって? 例えば看板……。

なぜ、それをデッサン?!? が、それがいい。
繰り返せば、ここはヒルネット。何を描こうが自由。オモロければなお、良し。
もちろん、ちゃんと風景を描こうとするメンバーもいます。
まだ紅葉が残る井の頭公園は、見たまま書いても美しいからね。



一方で、別に看板を描こうとしたわけでもふざけたわけでもないのだが、その独特な感性が、絵を風景とは別種の抽象画へと発展させるものも多数。
が、それが良い。
別に誰かに評価してもらおうと思って描いてるんじゃないんだからさ。
楽しく好きなように描けばよいのさ「芸術」なんてものは。


ついには、絵に実際の落ち葉などを貼り付け出すメンバーも。
素晴らしい。
そういうのだよ、そういうの。ほんと何やったって良いんだからね。自由な発想大歓迎。


お弁当食べた後は、朗らかな天気のなか、いつも通りしばし公園でのんびり。
という感じで、この日も楽しく「工作」ができました。
次回の工作クラスでは、クリスマスが近いということで、リースを皆で作る予定。次も自由な発想で素敵な作品を作ってくれることを期待してます!

さて。そして、金曜日。お出かけ探検活動。
先週は、レインボーブリッジを歩いて渡る企画!
このレインボーブリッジ歩く企画も、やや毎年恒例となりつつある。
普通は車で通ったり、ゆりかもめに乗ったりして渡るこの橋ですが、あえて歩いて渡ってみると、海の上を歩く不思議な感覚を味わえ、東京湾を見渡せる美しい景色を堪能できます。なかなか面白い体験ですよ。
ってなわけで、毎年一度は敢行しているわけですが、今年は春から夏にかけて雨が多かった。ために、この企画も春夏には行えずじまい。
で、冬になってこの企画が急遽浮上。いや、浮上した段階では天気予報の気温が暖かめだったこともあり、ちょうど良いだろうと思っての決定でした。
ところが。
いざ箱を開けてみると、なんと今冬1番の寒さになるという予報に変わっているではないか!
これはちょっと寒いだろうと「企画を練り直してみる?」とヒルネッター諸君に提案するも、
「なんでやねん」
「寒いからなんやねん」
「いや寒いからこそ渡るやろ」
という相変わらず何の修行をしようとしているのか判らない反応。
結果。寒かろうがなんだろうがレインボーブリッジを歩くことになりました。
ただ、さすがに来年のように、そのままお台場海浜公園に向かっても、冷たい海をボケーッと眺めて帰るだけになったしまうことは必定。
ということで、今回はお台場ではなく、橋を渡ってからは反対側の、豊洲方面を散策することにしましたよ。
ということで、ここからは選手交代。
いつも通りマローンの筆で当日の様子を振り返ってまいりましょう。
レポートに追われるなか、いつも(イマンモのために?)なんとか活動記録を書き上げてくれる我らがマローン。その記者魂はマジ天晴れだぜ!
そんなこんなで、よろしく! マローンマローン!

〈先日父と二人で横須賀の三笠公園を訪ねた。
ヒルネットでは例年必ず一度はこの場所を訪れるのだが、今年はどうやら行かないようであると、丁度僕がインフルエンザから回復した頃合いで、そういう話を聞いたためである。
休日であるためか、これまでよりも人の数は多く甲板上に見受けられ、加えて後部主砲や後部艦橋の辺り一帯に足場が組まれ、塗装(艤装?)工事の真っ最中であったことは、いささかに僕の高揚していた気分を沈下させた。
艦内を一年ぶりに見て回ることができたことは、一時は公園を訪れることを断念しようとした僕にとっては望外の喜びであったが、反面工事によって期待していたほどに自由に動くことができなかったため、一時間ほどした後には後部甲板上のベンチに座って、しばらくぼうっと隣の桟橋の方を見ていた。〉

〈そのとき、視界の片隅にある海面を、何かが滑るようにして進んでいくのが目に入った。
むろん船ではあるが、乗客のほとんどは二段甲板上に総立ちして、こちら側に視線を向けていた。その船は埠頭を離れてすぐに船首を右に向け、海の向こうに大きく見える島へと近づいて行った。
三笠公園とその島、猿島との間には1.5㎞の海面が横たわっているが、天気晴朗で浪もそこまで高くないこの日、島の輪郭や桟橋までもがくっきりとよく見られた。
猿島は、人工島である第一、第二、第三海堡と共に東京湾防衛の為の要塞として明治以後にに整備された島である。
猿島は観音崎砲台などと共に首都を守る東京湾要塞の一角を担ったが、これは慶長の折ペリーの来航を防ぐために作られた台場群の代替品といえるものであったと思う。〉

〈そして、それから一週間と経たないうちに、僕たちはヒルネットの活動のため、新橋の駅を目指していた。
前回取り上げさせてもらったかつて河童と呼ばれた男をはじめ、数ヶ月後に受験を控えたメンバーたちが、挙って家から歩いてくるとは誰も想像し得なかったが、その距離は高々二十数キロ。大したことはない距離である。
そうであるから、この日に関していえば、自宅から歩いたメンバーも、新宿駅からのわずか7㎞を歩こうと試みたものもいたが、皆総じて大した疲労も受けずにたどり着いていた。
例年レインボーブリッジを渡るのは、大半が晩夏のことであった。
未だに残暑の残る、或いは夏真っ盛りといった猛暑の続く九月上旬、レインボーブリッジを渡ったのちに台場の海で泳ぐのが通例で、更衣室がないために初めから海へ入ることを決断してくる人数はそれほど多くはないものの、毎年一人か二人、涼し気に波打ち際に押し寄せるさざ波の誘惑に打ち勝てなかったものが現れ、帰りの電車のことなど一切考えず、着衣のまま海水を頭からかぶることなどごくありふれた光景であった。
しかし、今年は非常に暑く、また幾つかの小規模な活動が九月の頭に入っていたこともあってか、海水浴に行きたいという剛の者はついぞ現れることがなかった。
まず泳ぐことがないのであれば、通常この案は日の目を見ることがない。
先日とあるメンバーが、交通手段を主要な目的とすることには反対であるという演説をしているのを、傍らで聞いていたのだが、おそらく大半が同じ意見を持つであろうことを考えると、海水浴場を目指さずにレインボーブリッジを渡るというのは、ただ歩くだけで、目的地もなくさ迷い歩くことに似た一種非生産的な活動であることは疑いようもなかった。
もっとも、このヒルネットにおける生産的な活動というものについて、残念ながらそう簡単に例を挙げることができない。
上述したように電車賃を浮かせたいという吝嗇な思考によるわけでもないというのに二、三十キロを徒歩く者たちが出てきたこともあって、突如として活動の案の中で、レインボーブリッジを渡り少しでも遠くに歩くというものが有力視されてくる事態になったのである。〉

〈とはいえ、十一月ごろまでは気温もそこまで低くなかったこともあってか、当初の予報ではこの日の気温は16℃前後まで上昇するはずであった。それほど暖かいのであれば、いくら海風にさらされるとはいえレインボーブリッジを渡ることで何らかの悪影響を被る恐れはないと判断されたのだ。
しかして当日、無情にも最高気温は10℃と報じられていた。
それに加え、橋を渡る人間が予想以上に多いことも悩みの種となった。別の団体の男女が数十名の規模で、あの狭い通路をうずめているのだから、ほぼ同時に橋を渡り始めていたメンバーたちは各個で包囲され分断され、橋を渡り終わってしばらくしたころには、分裂した前方集団、後方集団の間で視線が通っていないことははっきりとしていた。〉




〈台場公園を横に見ながら、轟々と大きな音を立てて車の通る大通りを、すでに視界から消えてしまった先頭集団を追って進んでいくのだが、彼らは僕たちが置いていかれていることに気がついているのかいないのか、時たま道の先に姿こそチラリとチラリと見え隠れするのだが、さっぱり距離は縮まらない。
いくつもの橋を越えた頃になって漸く、前方の公園に彼らの姿を認めることができ、ようやっと一息つくことができたが、残念なことに、ここが今日の最終目的地ではないのである。


〈到着してしばらく後、両集団のほぼ全員が食事を摂り終えた頃、五名のメンバーが突如として立ち上がり、持つものも持たないといった様子で道の向こう、橋の向こうへと駆け出していった。
彼らが何を思ってそんな行為に打って出たのか、その場で詳しい説明は何もなかったのだが、その後聞いたところによるとどうやら豊洲市場の偵察に行ったとのことであった。〉


〈ニュースなどでマグロの競りが行われている光景をよく見るが、二十名を優に超える人数での見学が可能であるかを問合せに行ったもののようである。
しばらく後に、可能であるとの答えがもたらされて、海風を受けながらもなんとか楽しくやっていたらしいメンバー達も全員荷物を持って、「非常にゆっくりとした牛歩の歩み」にて先遣隊との合流を図った。〉


〈すでに市場に足を踏み入れていた先遣隊の方でも、あたりから漂ってくる海苔の香りに煩悩をかき立てられながらも、金欠を理由になんとか耐え忍んでいたとのことであった。
豊洲市場の見学自体は可能だったが、当然ながら競りはもはや行われていない。
次はぜひ朝早くに来よう、何ならば新橋に集合する日、朝早くにセリを見た後歩いて向かおうなどと考えていたであろうメンバー達まで含め、リベンジを堅く心に誓って退出した。〉



〈その後。万葉倶楽部というところへ、ここでは足湯を無料で利用できるというので向かい、そこで思う存分に楽しんでから解散と相なったが、遠い世界であると思っていた台場一体で期待以上の体験をすることができた一日であった。
いつの間にか昨年まであった高所恐怖症のような症状も消え去っていたので、万々歳な一日であったといえよう。〉




と、こんな感じだった先週のヒルネット。
さてさて、今週はどこに出かけましょうか。いよいよ12月も中旬。寒くなってきたし室内か?いやいや、そんな寒さには負けないヒルネッター魂が炸裂するのか?
また、みんなで考えまーす!
それではそれでは!



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