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  • 今田

秋の高尾山ハイキング!


どうもどうも。先週のヒルネット。

先週は皆さん病魔から無事回復されて、火曜から久しぶりに人多め。


最近は年長の男女メンバーは私イマンモと歴史やリベラルアーツのレッスンを火曜、水曜と行ってることが多い。 まあ関係なく将棋やマンカラ(ボードゲーム)やってるメンバーも多いけんども。 こちらでは、地理の学習をなんか3人で行ってる様子。

一人の課題を教え合いながらやってるみたい。 こんなふうに教えあうことも、けっこう学習効果はありますよね。 まあ、本人たちはおしゃべりしながらやってるのが楽しいんでしょうけれども。


お昼は久しぶりにい井の頭公園へ。 いつも同じ公園じゃ飽きちゃうからね。

井の頭公園も木々がうっすら色づいてきていて秋の気配を感じさせます。 (なお、これ11月初旬なので本当なら秋の終わり→冬支度が始まる季節ですがエヴァンゲリオン的世界に住むことになった我々には、まだ秋の始まりです。もうすぐ海が赤くなるという噂)


そして木曜日。今週は先々週からの話し合いの結果、高尾山に登ることに。 ということで、ここからは久しぶりに、ヒルネット専属記者マロくんの筆によって当日の様子を追うことにしましょう。 インフルエンザの魔の手により、しばらく休筆しておったマロくん。今回は先頭を切って快調に山を登っておりました!(なお結果的にイマンモは置いてけぼりになったため、写真と記事が合ってない部分あり)


それではマロ殿、宜しくお願い致しまする!

〈今日は高尾山に行くこととなった。集合場所は、京王線高尾山口駅。分倍河原に着いたときに丁度急行が入っていたのだが、その10分ほど後に特急が来るということもあって見送った。それが原因で滑り込むようなことをするはめになるとは知らずに。

 電車に乗って気がついたのだが、京王線はかなり特殊だ。調布以東はまったくもって問題ない。問題なのは調布以西(南東もあるが)なのだ。そこから先は未知の世界だ。各駅停車と快速との違いが無い。京王相模原線に至っては各駅停車も快速も区間急行も変わらない。全く同じだ。京王高尾線では特急電車よりも急行電車の方が早いという訳のわからない事態に発展してしまっている。

 そこでは急行も特急も殆ど違いが無い。単純に、1本電車を逃してしまったのと同じ訳だ。失敗した、と思ったものの悔やんでも時間が戻るわけではない。特急電車とはいえ、通勤時間よりも後であるから人が少ない。なんとか座れる場所を見つけて、腰をどっかり据えて本を読む。

 今回持ってきた本は梨木香歩の「冬虫夏草」。山に登る関係で、これしか持ってくることが出来なかった。この中で主人公の飼い犬ゴローが迷子になる描写がある。ゴローのいた鈴鹿山脈と高尾山とでは規模は段違いだが、それでも高尾山の周りには雲取山や陣馬山があり、万一迷い込んでしまってはいけないと――そんなのはどんな山でも同じことだが――かつて来た時に登りやすかった稲荷山コースを通ることを希望するよう決めた。〉

〈高尾山口駅に着いたときには既に全員揃っている。相変わらずの混み具合だ。Χαοσや龍角散などはかつて登ったとき(自粛期間前後)との際に驚いているが、大体こんなものであろう。小学生の遠足場所にもなる山なのだ。この混み具合は、小学生がいないだけむしろ空いていると言える。

 高尾山の麓まで、シャコやミッツが走り回って先導していた。来たことがないとは思うのだが、この数の人が皆同じ場所を目ざしているのだから、その流れに乗っていけば場所を知らなくても案内できるのか。  稲荷山コースや六号路を通って登山したいんだと、かつて登った御岳山(標高929㍍で、そのうえあえて遠回りをして登り、なんグループかに分割されたためにあわや遭難しかかり、おまけにバスの時間までに下山することが出来なかったために、一部メンバーはヒッチハイクして御岳駅まで運んで貰うことと相成った)を引き合いに出して登山に対する熱意を熱く語るミッツ(彼もヒッチハイクして下山した1人だった)。 ※イマンモ注:遭難しかかったりは流石にしとらんわい! ただ下山予定時間を大幅に上回ったせいで、ミッツがヒッチハイクする羽目になっただけじゃい!(なお、それも問題ありだと思います byレイセン)


 それに対してロープウェイを使う楽なルートが良いと―ついでにロープウェイ上から景色を見ようと―考えるgirls。けれどもその声はいざ高尾山の麓に着いたとき、急速に萎んでいった。

 ロープウェイ乗り場に並ぶ人、人、人。その数は軽く100名を超えるだろう。それを見て、満場一致でロープウェイ・コースの計画破棄を決定。稲荷山コースと6号路を用いる案に変更を余儀なくされた。〉


〈僕の記憶では、稲荷山コースの方が難易度は高め(といっても高尾山自体が登りやすい山のためそれほどでもないが)で、6号路は景色が綺麗だった印象しかない。

 ならば6号路にはgirlsがまるごと移るだろうから、やはり当初の想定通りに稲荷山コースを登るとしよう。そう思って話し合った結果、稲荷山コースには思った以上に人が集まって、僕、龍角散、トラ、Χαοσ、emmanmo、ミッツ、カッパくん、イマンモが稲荷山コースを登ることになった。

 早速ミッツが前に飛び出していく。それは別に良いのだが、見えない位置にまで行かれてしまうと困るのだ。龍角散と相談し、ミッツが見える位置に常につけていくことにした。とはいっても、追う相手は御岳山にて急流に駆け込み、素手でイワナと思われる魚を捕獲した猛者である。

 とにかく早い。山を登ることにこなれているのだろう。少しでも休めば見えないほどに引き離されてしまう。そのうちに龍角散が脱落した。僕1人で食らいついていけというのか?提案したのはお前のくせに。無責任だ!

 幸い、登り初めて早々にミッツが興味を無くした。僕が登ったときには舗装も全くなく、手すりがなかったりしたため何度か転落して頭をかち割った人影を見たこともある。それにしても、これはないだろう。木の根などが少しでも飛び出しているコースには階段のようなものが取り付けられ、山道を直接踏むような場所がないにも等しい。

 こんなん山じゃない、と御岳山で道なき道を駆け巡り、青梅駅から御岳駅まで半日もかけずに歩いて踏破したメンバーに囲まれている彼は呟いた。僕はもっと普通の山を登りたかったのだ、と。こんな、老人でも歩けるようにと舗装してしまっているこの山は、山道などではなくただの歩道だ。

 そんなことをいうミッツ。山を楽しんでゆっくりと登るといったこともせず、ただひたすらに山頂を目指す。そのペースについて行けず、途中から追いついてきたイマンモも徐々に後ろの方へ下がっていく。〉

〈そのころになるともはや後方のメンバーは見えず、僅かにミッツのそばには僕、トラ、ヨッシーのみがいるといった状態になった。

 どんどんミッツは前に行く。後方で休んでいた龍角散が復帰しようと後方から接近し、トラの目の前で転倒、丁度下り坂だったために転げ落ちていった。それをダシにようやくミッツに休息を促すことが出来た。

 しばらく休んで、トラや龍角散が接近するのを待つ。もうこのペースを保っていくのは難しい。どちらかに交代して貰おう。

 そう思ったは良いものの、ずるずると交代を先延ばしにしていったために、彼らと同行した状態であの「地獄の階段」に挑むことと相成った。段数は軽く200段を超える。

 これがもし、ミッツを必死に追っていなかったのなら、登ることは容易かっただろう。だが、当初から必死になって追っていた僕と龍角散には荷が重かった。トラとミッツ、ヨッシー、そして後方から来たKさんが楽に登っていくけれども、僕たちだけは一歩脚を上げるのも重労働。

 なんとか時間をかけながら進むのだが、どうやらこの日、どこかの小学校が遠足に来ていたようだった。そのせいで、階段を登るときも、道に目一杯広がった小学生の群。それをみていると、彼らを抜かしてまで登る気力が失われる。早い話が、抜かすのが面倒くさくなった。

 なんで抜かさなければならない。あの集団を突っ切っていくのは骨が折れる。そう逡巡してしまったため、行動も徹底しない。余計に体力・気力ともに失われて行く。

 ああいやだ。帰りもこんなことをするのか。ケーブルカーやリフトは絶対に、これ以上ないぐらいに混んでいるだろう。それならばいっそ、歩いて下山した方が良いのではないだろうか。〉

※このペースはなかなか「異常」だったぜ! 休憩はたったの一回! およそ60分で頂上! 中年おっさんにはなかなかきついものがあったが、良き運動にもなった。ただし「地獄の階段」にそのまま突入した時は流石に死を覚悟したぜい! なお、以下は同時刻の6号路の皆さん(パイセン提供)

※こちらもかなりハイペースだった模様。なお、当初「わらわたちはロープウェイで悠々と景色を楽しみながら登るのじゃ」などと仰っていたはずのgirlsは、むしろ先頭を切って猛ダッシュするがごとく6号路を登り切り、ふだん八ヶ岳などにも登っている登山者レイセンをヘトヘトにさせた模様。

〈いざ山頂に着いたとき、真っ先に行ったことは周囲の偵察だ。より楽な6号路を通ったメンバーが、既に来ているかどうかを探す。

 僕たちにも自尊心、虚栄心などはある。より難しいコース(小学生グループなど込みで)を通った僕たちが、6号路から来たniconicoやチー君の目の前で昼食を食べ終わり、のんべんだらりとしていたらどうだろう。それでこそ、あれだけ時間と体力と気力をかけて登った苦労が報われるというものだ。

 場所を確保し、弁当を食べる。後からイマンモやΧαοσ、カッパくんも登ってきた。そして全員で昼食を摂ることで、6号路から登ってきた皆に一泡吹かせようという計画も成功(もとから彼らは遅れることを想定していたようだが)した。〉

だが、この混みよう。到底下山は無理だ。そのため――また、稲荷山コースを選択しながらもいつまでたっても山頂に現れないメンバーもいたため――山頂にてひたすら待つ。時間が過ぎて山頂から人がいなくなるまでだ。

 冬虫夏草を読んで、ミッツと龍角散、niconicoによる大乱闘(その後、何の因果か大半のメンバーが巻き込まれた。)を回避する。そうこうしているうちに人影も少なくなり、メンバー全員が昼食を食べ終わったために下山する決心を固めた。〉


〈帰りは4号路。吊り橋をΧαοσ・龍角散が揺らしたために、前後の人からなにか言われないか慌てて確認した。幸い、なにも言われずむしろ「思ったよりも揺れるわね」「意外といいじゃない」などと喜んでいたためセーフ!しかし、おそらく「無敵」などに対してやれば高確率でなにかことを起こす。

 龍角散もΧαοσも彼と一応接点を持っていることだし、あまり言ってはよからぬ事態に発展するかも知れない。だからこの話はここでいったん終わらせておこう。


〈そうしていざロープウェイ・リフト乗り場へと到達した。早速トラが名物という「天狗焼き」を買いに列に並ぶ。へえ、なるほど。思ったよりも並んでいるなとひとり首肯し、視線を移す。そのとなりに、何列にもなる人混みが目に入った。200人は超えるだろう。もしかすると300人はいるかも知れぬ。

 おそらく、ケーブルカーに乗るのは無理だろう。人が多すぎる。ならばリフトはどうだと見に行く。ケーブルカーに比べれば、人は少ない。だが僕はリフトというものに乗ったことがない。どれほどの規模なのかわからない。もしこれが、極端なことをいうが2人乗りであったならばどうだろう。集まった人は100人は超えないが、見えている範囲だけでも20名はいるように思われた。

 傍らにある案内板をふと見てみると、リフトで下山する所要時間は6分。徒歩で1号路を使って下山するには、2.4kmで30分ほどが目安だと表示されている。

 なんだ。あとたった2400㍍か。問題ない。行きだって登り坂で3.1kmを1時間弱で登り切ったんだ。今度は下りだし、問題なんかどこにもない。

 そう思って、僕、Χαοσ、カッパくん。この3名が「金がない」、「人混みが嫌だ」、「面白いものを見たい」、「金がもったいない」等の理由で徒歩で下山しようと歩き出すと、一体何故なのか。怖いもの見たさに龍角散、トラ、ニコ、ヨッシーにソース、emmanmoなどが思い切って下山を開始する。〉

※なお中年イマンモは登りよりも実は下りの方が膝的にキツイ。。。ので、当然のようにリフトに乗って悠々と景色を楽しみながら下山した。

二枚目はトラさんが高尾山に来るたび買ってる「天狗焼き」。


 〈一気に3,4倍に増えた人数だが、ここは下り坂。足を滑らせるとかなり嫌な目に遭うし、走ったって勢いを殺せないのだから自ずから差はひらいて行くはず。

 実際、当初はそうだった。けれども、そのうちに傍らを3人の子どもが駆け下りて行く。息を切らしながらも楽しそうに(リフトで下る親と競争をするなどしていたのだろうか)、僕たちの脇を駆け抜けるとき、チラッと先頭の子がこちらに目を向けた。

 明らかな挑戦。そう受け取ったのか、龍角散は一声吼えるなりこの急斜面を駆け下りていった。そうと決まれば黙っていられない。後方にいたレイセン達を除いてΧαοσ、トラ、カッパくんetc.……皆一斉に声を轟かせ、龍角散の後を追って1号路を駆け下る。皆の気分はおそらく鵯越の源義経。では、さきに下に下りていた龍角散と、一足先に彼の後を追った僕とには、まさに源氏の奇襲を喰らった平氏のように感じられ、彼らに飲み込まれる前に、また走り出す。

 どんどんと駆け下りて勢いを付けている皆だが、しばらく行けばさすがに息も上がって走れなくなる。立ち止まってふとガードレール越しに下を覗いてみれば、あの3人の子どもは未だに減速せずに駆け下りて――単純に減速できなくなった憐れな子の可能性もあるが――いかにも楽しそうだ。時間を見れば、下りはじめてからそう時間は経っていない。

 このままいけば、並んでいるためにどうせ何本か後のリフトに乗ることになるイマンモやgirlsを出し抜けるかも知れない。彼らよりも早く下山して、「あれ、お前等徒歩で下山した僕等より遅かったのか」などと本を片手にいかにもゆったりとした格好で声をかけなければ。

 とはいえ、すでに先ほどの走りで隊列はばらけ、いま先頭にいる僕から見えるのは、ソース、トラ、ヨッシーのみ。それでもかなりの速度で走ったり、歩いたりを繰り返してついに14時47分頃。下山に成功した。〉

〈まっさきに飛び出してあたりの様子を見るも、イマンモ達の姿は見えない。これはもしかすると、もしかするかも。と、思ってさっそくリフト乗り場がよく見える場所に行き、座っておもむろに本を開く。この、いかにも「ずっと待っていた」といった感じの演出が重要なのだ。

 トラ、ヨッシーは高尾山口駅に近い店に団子を買いに行った。彼らが戻ってくる前にイマンモ達が下山してしまえばそれまでだが、もしそれより前に戻ってくることに成功したならばそれはいよいよアピール力の増大に繋がる。

 徒歩で下山したはずの僕たちが既に山の麓にいて、おまけに一寸遠い店で売っている団子を頬張っている姿など見たならば、きっと敗北感に(今から思うとどうかと思うが、このときは本当にそう思っていた)打ちひしがれるであろう。それを見ながら悦に浸るのだ、とも思っていた。

 だが、さすがはイマンモ。下山して目の前に僕たちが本を読んだり団子を食ったりしていても、まったくもって驚かない。それよりもむしろ、未だ下山してこないレイセン達のことに話の焦点は当てられた。

 結局金比羅山の方に行っていたため遅れただけなのだが、麓では「あと5分待ってみて未だ下りてこないのであればもはや待つ価値なしと判断して置いて帰ろう」などの物騒な会話も所々で聞かれた。

 その後はレイセン達の遅延妨害策により高尾山口駅への到着が遅れ、結果15時17分発の電車に乗れたのは僕とソースだけ。その後何かあったとしても僕の知るところではないのだが、皆の中で「次はまた御岳山へ登ろう」という感情が渦巻いていたとしても別段不思議でもなんでもない。〉


こんな感じでかなりハイペースな登山となった高尾山ハイキング。 こんなにハイペースで高尾山登れるなら、御嶽山はもちろん、八王子城とか軍畑〜青梅ハイキングとか過去死にそうになったハイキングコースも余裕じゃない? などとイマンモは思ったりするわけですが、まあ、あまり賛同は得られないかも。 ってなわけで、今週はどこに行こうかな? また皆さんと相談して決めようと思います! それではそれでは!

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