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世田谷ボロ市探訪記

どうもどうも。

先週のヒルネット。

先週も、まずは火曜に、皆で今後フィールドワークとして行きたいところ学びたいことを話し合いました。


ずーっと以前から「ダルマ工場見学」にこだわっているメンバーがいるかと思えば(でも工場は群馬なんだよね)、最近飛行機が好きで飛行場を見に行きたいという低学年メンバーも。またどこに行くかはともかく、「神話」について知りたいという声を出る。

さあ、とうしようかとなったところで、レイ分隊長の鶴の一声が。


「隊長、今週はひょっとして世田谷ボロ市がやっておるのではないですか?」


ボロ市? ほう。それは一体なんぞなもし?

ということで、急遽調べてみると、何やら歴史ある「市」のようではないですか。


「ギョエ! このボロ市、1578年からやっとるらしいで!」

「1578年⁉︎ ちゅうことは徳川の時代になる前からやないか」

「後北条氏の時代からやっとるんや。ほれ、この間、八王子城いったやろ。あの時学んだ後北条氏や!」


今でも有名な観光イベントらしいし、都の無形民俗文化財にも指定されている。何よりちょうどフィールドワークの日が市の最終日。

その上、そんな歴史ある「市」であるなら、これは一度は行ってみなきゃならんだろうという話になりました。


というわけで木曜日。

やってきました世田谷ボロ市。

集合は下高井戸に集合。そこから皆で東急世田谷線に乗り込んで世田谷駅へ。

あんまり混んでないといいなあと淡い期待をもちながら、ついに到着したのです。



ゲゲッ!! やっぱり混んどるやないかい!

まあ中央線の満員電車ほどではないが、メンバー全員で動き回るのはちときつい。低学年の誰かが迷子になる可能性大。


というわけで、急遽、「高学年まあまあしっかり者チーム」、「市に夢中でどっかに行っちゃいそうチーム」、「低学年目を離すと一瞬で消えちゃいそうチーム」の3チームに分かれての行動となりました。


まずはボロ市全体を一回り。

気になる店をちょいちょい覗きながら見て回ると、やっぱり結構、時間がかかります。





そんななか奇妙な雑貨や変テコお面などに目がないダルマ大好き少年Nミンが、これまた変テコ巨大コケシを発見!

さっそくこれを購入します。

異様に目立つ巨大コケシ。それをなぜか袋に入れず抱え持って市を歩く少年。

その存在自体が目を引くらしく、知らないおじさん達にいろいろ声をかけられる。まんざらでもない顔のNミン。


せっかくなのでそのコケシ撮らせてよ! と頼むものの、なぜか写真はNGらしい。。。


その後、早めの昼食にしようと場所を探すものの、なかなか弁当を食べる場所がない。

おまけに「まあまあしっかり」してたはずの高学年チームとは連絡が取れず。

まあ、彼らは何とかするでしょ、ということで市の片隅で弁当をかきこむ残りのメンバー(実際、高学年チームは「何とか」してました)。


食事の後は再びボロ市を見て回ります。

と、これぞまさしくボロ市、という感じの物品を発見!




お分かりでしょうか。そう、大昔の教科書です。

右の写真は江戸時代のもの。その中身。

けっこう値が張ったので買いませんでしたが、後で子ども達に見せるちょっとした「教材」になったかも、と少し後悔。。。


その後はボロ市が開催されてる通りにある代官屋敷を見学。

ボロ市の由来について少しく学びました。




もともとは後北条氏が楽市として始めたことが、このボロ市の起源。

しかし後北条氏が豊臣秀吉に滅ぼされ、やがて徳川の時代になると、いったん市は衰退します。

が、当時、農村地だった世田谷の農民たちに、その伝統は根強く残ったようで、やがて「市」は近隣の農民たちが年末に農具を新調したり、作業着や草鞋の補修のためにボロ布等を購入するための歳市、すなわち「ボロ市」へと変わっていったそうです。

そして、これが明治以後、いよいよ活況を呈するようになって、現在まで続いているんですね。


いや、こうして歴史を知ると、たとえ何も買わずとも、やっぱり一度は見物してみて良かったと思いましたよ。




と、こんな感じで終わった先週のフィールドワーク。

メンバーもそれぞれ、思いおもいの「お土産物」を買えたようで満足しておりました。


さてさて、次回はどこへ向かおうか。

飛行機を見るのか神話について考えるのか。

また今週の「会議」で考えたいと思います。


それでは!












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