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キッズのフリマ、そして川越城へ

  • 今田
  • 18 分前
  • 読了時間: 8分

どうもどうも。当たり前だが、川越城でフリマをやってたわけじゃあない。


さて先週の、そして最近のヒルネット。


最近の、とわざわざ書くのには、わけがある。

先週が忙しすぎて間が空いちまいましたが、実は実は、5/10の土曜日、渋谷のフリースクールまいまい「いるかや」さん主催の、キッズによるフリーマーケットに参加してきましたよ!


そう。前回の記事でも「宣伝」していたフリマです!

題して「キッズの300円マーケット」!

フリースクールをはじめとする子どもの「居場所」団体が集まって開いた、子ども主体のフリーマーケット!


3月の末に「いるかや」さんからお話しを伺い、年度初めのバタバタなんかもあって、メンバーの子どもたちにちゃんと企画を話せたのは、4月も中旬を過ぎたころ。

さすがに時間もないし、みんな乗り気じゃないかなあ、なんて思ってたら、あにはからんや、

「いや、当然やるっしょ」

という皆さまのお返事。

さらには、

「どうせ参加するなら、ヒルネットらしい出し物やらんと意味ないやろ」

という時間的制約とかガン無視の正論。

いやー、フットワーク軽いっすよね!

なんか知らんけど何かにいろいろ鍛えられてる。


ということで、その日から企画を検討。最終的に、

「井の頭公園で拾ったムクロジの実を使ったアクセサリーづくりを体験してもらうワークショップ」

という、これまた時間的制約をガン無視どころかそもそも時空を超越する気としか思えない難度の高いけど企画に決定しました。

こいつらにはやるといったらやる……「スゴ味」がある!!


ムクロジの実というのは、この季節、大量に井の頭公園に落ちている木の実。非常に硬く、ダークブラウンな色味は磨くととても渋く美しい。前の記事でも書きましたが、伝統的に数珠やアクセサリーに使用されてきました。


コイツに電動ドリルで穴あけ。そして、他のビーズなんかと組み合わせてアクセサリーを作ります。

正直、結構、手間がかかる……。

それを体験してもらおうだって!?

さすがはヒルネッターの皆さん。無謀さにかけては「覚悟」が違うぜ!

ということで、体験してもらうアクセサリー作りの下準備をするヒルネッターの皆さん
ということで、体験してもらうアクセサリー作りの下準備をするヒルネッターの皆さん

ということで、当日。5月10日。の土曜日。

場所は渋谷の文化総合センター大和田9階にある「結・しぶや」。

若干名は現地に直接、その他のメンバーは、わたくしイマンモと一旦、吉祥寺に集合してから開催地を目指しました。


一緒に店を出す予定となっていたのは、ヒルネット含めて7団体。

フリースクールや子ども食堂など、様々な「居場所」が集まりました。


しかしながら、他の団体もやっぱりそんなに前から準備できてたわけじゃあない。

宣伝も各団体頼み。しかも公園や広場みたいに、「ちょっと通りがかりの人が寄っていく」という環境じゃない。ビルの9階の一室。

果たして、どれくらいのお客さんが来るのだろうか?

そんな不安を若干感じながら、開店の準備を行いました。


そして、14時の開店。

お客さんは本当に入るのか……?



いやいや大盛況でしたよ!!

全然、心配は杞憂でした。


もちろん、各団体の「身内」のお客さんなんかも多かってんでしょうけれど、ちょうど別の会でプラネタリウムとかやってた影響もあるんでしょうか。

全然知らないお客さんも結構入ってた感じです。


各団体の売り上げや接客した感じの統計から、だいたい150名〜160名は入っていたみたい。

すぎなみ舞祭みたいな、公園全体使った大会場じゃないですからね。

上の人数でも、もうキャパいっぱいという感じでしたよ!


そして、ヒルネット的にも、そこそこの売り上げが。

それこそ舞祭なんかとは比べられませんが、イマンモ的には、事前の予想よりもはるかに良い結果となりました。

難度が高いかと心配されていたムクロジのアクセサリー作り体験も、いろいろな人が体験してくれましたよ!

(まあ、そのために中心的に接客対応していたメンバーは、フリマが終わる頃には完全に「真っ白」な状態。少年とは思えぬウツロな目になっておりましたが……)。

ともあれ、フリマは大成功!

一部のメンバーは、他の団体の出し物にチャレンジしたりして、交流もしていたみたい。

こんな企画が、もしまたあったなら、再びチャレンジしてみたいところですね!

アクセサリー以外にも、古着やマンガやフィギアなど、いろんなものを300円以下限定で販売しましたよ!
アクセサリー以外にも、古着やマンガやフィギアなど、いろんなものを300円以下限定で販売しましたよ!


ということで、続いては先週のお話し。

もうだいぶ紙幅も使っちゃってるので、いきなり金曜のお出かけ探検活動の報告といたしましょう。


先週出かけたのは、久しぶりの川越。

特にメインは川越城。イマンモ的には、最近、マロから『新九郎、奔る!』というマンガを借りて読んだことから、これまでとは違う感慨を持って見学することができましたよ。

というのも、このマンガ、伊勢新九郎こと後の北条早雲を主役とするマンガなのですが、太田道灌がかなり重要なキャラクターとして登場するんですな。

さらにさらに、この川越城こそ、その太田道灌が築城し、後に扇谷上杉・山内上杉・鎌倉公方連合軍を伊勢新九郎を祖とする後北条氏が破って関東の覇者となった闘い、「河越合戦」の舞台でもあるわけです。


ということで、そんな『新九郎、奔る!』という歴史好きには良マンガを貸してくれたマロ殿に登場してもらいましょう!

最近、なぜか何処にも部屋など借りていないのに「借ぐらしのマロエッティ」などと呼ばれているマロ。特にジブリ好きとかじゃ全然ないのに思い出のマーローなどという二つ名ももつ。もちろん小人でもなければ海辺の村にも住んではいない。にもかかわらず、何だかいろんな呼び名がしっくりくる。

そんなマロエッティに、今回も活動をふりかえもらいましょう!

よろしくね! マーロー!


〈最近、ヒルネット内において歴史の学習がさかんとなっている。日本史、世界史、古代史に近代史と古今東西の歴史についてディスカッションしつつ皆で学習しているのだが、その中でも日本の中世史が、ここのところ一番の人気であった。

 その中で、鎌倉幕府から戦国時代にかけての関東地方の勢力やその動きを学んできたのだが、残念なことに一部のメンバーを除いた大多数は、永享の乱などの室町時代の関東の争乱を知らない。「新九郎、奔る!」というマンガを読めばとてもよくわかるのだが、残念なことにこのマンガを読んでいるメンバーは片手で数えるほどしかいない(非常に面白いためオススメです)。そのため、室町末期の関東地方の戦乱について学ぼうと、その中心となっていた川越が、今回の活動先となった。


 今回の目的地の川越城は、日本三大奇襲として有名な川越野戦の舞台である。扇谷・山内両上杉家及び関東管領足利家が手を結んで後北条氏と対立したこの戦は、全国的にも有名なものであるが、その背景となる数多のできごとは、意外にもほとんど知られていないであろう。


 当日、川越城にて太田道灌や伊勢家(後北条氏)の事績について知ろうと幾人もが参加したが、遠方であることもあいまって参加メンバーはそこまでの数にはいたらなかった。


 本川越駅からバスに乗って、川越城址へと向かう。バスから降りると、目の前には川越城を築いた名将太田道灌の像が、迎えるように立っている。〉


〈川越城は江戸時代に拡張され、川越藩の本拠地となったが、この地はそれ以前からも代々江戸の北方を守る要衝であり、また江戸湾防衛の要ともいえる存在でもあった。現在はその一室に、台場の構築に関する会議の行われる様が復元されている。


〈この城は関東管領方が古河公方に対抗して築いた城であり、この当時の歴史を好む人物にとっては非常に興味深い場所である。

 前置きはこのぐらいにしておくが、太田道灌像の脇を通って僕たちはその城内へと入った。華美な装飾は一切なく質実剛健としたような作りだが、室町の世が争乱の時代であったことを考えると、その時代の城としてはごく平均的なものであるのだろう。あるメンバーの見立てによると城に用いられている材木が、ある部分を境として、欅から杉などの木に変わったという。管理の人に聞いたところ、杉へと変わったところは江戸時代の増築部分だという。〉


〈この城を一巡したのち、僕たちは対面にある川越市立博物館へと向かった。この場所には川越城や太田道灌についての豊富な資料が展示されている。館内にて川越野戦の際の戦闘状況や後世における遺骨の発掘状況などを聞くなどして、この場所で午前中の残りの時間を過ごす。〉


〈さて。館内を出た後に昼食をとるため新河岸川へ向かう。近場の公園で食事をしても良かったのだが、途中遅れてきて行方不明となっていたメンバーを探すため、あえて菓子屋横丁の付近を通る。無事そのメンバーとの合流も叶い、昼食後にしばし川遊びをした後、菓子屋横丁を巡って解散となった。

 

〈町はいつもよりも人が少ないように感じられたが、毎回こうであるのなら、川越へ行くのも悪くないだろう。次回行く際には、室町時代について興味を持つメンバーが、一人でも多くいることを祈り、ここに筆を置く。〉


と、こんな感じだった、先週、そして最近のヒルネット。

いよいよ季節は春を過ぎて、初夏の趣きを見せてまいりめした。

ということは、ヒルネットの天敵、梅雨の季節!


さて、今週は雨が降るんでしょうか?

夏は去年と同じく、殺人的に暑いのかな?


でも、どんな天候になっても、負けずに楽しく活動する所存!

それではそれでは!!

 
 
 

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