すぎなみ舞祭!
- 今田
- 2019年10月21日
- 読了時間: 5分
どうもどうも。
さてさて、前回の活動記録で書いた通り、昨日の10月20日の日曜、ヒルネットでは活動の一環として、参加する子どもたちと一緒に「すぎなみ舞祭」というお祭りに屋台を出店してきました!
まさにこれこそ「Work(仕事・取り組み) & Experience(体験)」! などと言うとカッコいいですけど、まあ正直、7月くらいに子どもたちと、

「なんかお祭りとかみんなでやったらオモロいんちゃう?」 「は? またティーチャー、思いつきで言うとるやろ?」 「思いつき? アホか。人生はみんな思いつきから始まるんや」 「そんなアホな」 「人生は旅であり冒険なんやで。ふと思いついていつもと違う道を曲がってみるところに新しい出会いがあるんや!」 「カッコええこと言うて誤魔化さんとき」 「でも、オモロそうやん? 準備とか。みんなでやろうやあ」
と、なんとなくノリで決めちゃったわけなんですね。 出店することとか。 7月の段階では、だいぶ先の話って気分でしたし。
しかーし、実際はけっこう大変でした(当たり前)。 だいたい9月の末には、別の「Work」として、皆で「坊ちゃん文学賞」という賞に応募するために小説も書かなきゃならんかった。 実質、準備は10月に入ってから。
そこから皆で企画を考えたりアクセサリーを作ったりバスボム(入浴剤)作ってみたり。。。 かなり最終盤までバタバタしてましたね。 なんせ初めての「体験」です。僕にとっても。 前々日ぐらいからけっこう緊張してました。
そして当日。 朝の8時ごろから開店の準備を開始。 子どもたちは8時半ごろ別に集合して、会場の「下高井戸おおぞら公園に集合」。 別にアクセサリーを作ってきて参加してくれた女子高生Mちゃん。 当日バイトの男子高生I君も参加してくれて、なんとか9時の祭り開場に間に合いました。



僕たちの店は子どもたちが各自で作った「手作りアクセサリー」が一つ目のメイン商品。
これのためにわざわざ日暮里までフィールドワークにも行きました。
そして、もう一つのメインがキャロム。 これは、まあ物珍しさに寄ってきてくれるといいなあと思ったのもあります。
同時に、僕たちヒルネットの活動はもちろんですが、このキャロムというゲームの面白さをみんなにもう少し知ってもらいたいなあという動機もありました。
しかし、張り切って始めたものの、果たして売れるのか? 子どもたちは別として、僕にはそんな不安もちょっとありました。 いや、別に売れなくともいいんですが、なんか自分たちの店だけ盛り上がらない感じになるのは嫌だなあと。 予想に反して(?)子どもたちはみんな楽しみにしていたみたいなんで。
で、結果はどうだったかというと。。


全然、心配することなかったですYO!
もちろん商品がバンバン売れるなんてことはなかったですけど、ちゃんとお客さんがたくさん寄ってきてくれました。
こうなると、子どもたちも「商魂たくましく」盛り上がっていきます!
件の女子高生Mちゃんが高級百貨店売り子のように丁寧かつ断りきれない感ハンパない販促を行っているかと思うと、我らが少年エリート営業マン、サクチャンマンも負けていません。
「お、そこのお姉さん、この髪留め気に入っちゃった? さすがお目が高い。なんとこの商品、一個100円のところをなんとセット! 二つセットで100円にしちゃうよ」 「え? このお守り? このお守りみたいなやつは何だって? いや、これはおいらもカンニングペーパー見ながら言うわけなんだけどさ、これなんと、この世に二つとない、手作りのお守り。ゴッドアイってえインディアンのお守りなのさ。部屋に飾って良し。持ち歩いても良し。幸運をたった100円で買えるんだから、これを買わないって手はないですよ、お姉さん!」
と、実際、あまり誇張してないんじゃないかと言うぐらいの見事な営業トークでどんどん商品を売りまくっていました。 彼の話が面白くて「いい商売人になれるよ!」などと声もかけられるぐらい。マジですごいぜサクチャンマン。


一方、キャロムの方も途中からけっこう人が集まってくるようになり、繰り返しゲームに挑戦する子も。

お祭り用のゲームとしては、ストライカーを10回売って、どの色でもいいから3個入れられたら勝ち、というもの。
キャロム経験者からすると、「え?簡単じゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、あにはからんや、けっこうムズイ。
特に未経験者には至難の技なのです。
それでも約2名がゲームに勝利して、レイ先生手作りの、キャロムのコマに革紐を通した特製ネックレスを奪って行きました。
それ以外にも、純粋にゲームを楽しんでくれた子どもたちもチラホラ。
なかには僕たちとの対戦を希望する少年少女もおりました。
そして、あっという間に夕方の4時。 お祭りも終了です。


かなり多く用意したアクセサリー類も、けっこう少なくなっていました。 子どもたちもだいぶ疲れたご様子。 4時20分から撤収を開始し、5時に解散となりました。
いや、事前の心配はまったく杞憂で、チョー楽しい「体験」となりましたよ。
また、Mちゃんやサクチャンマンもそうですが、子どもたちがそれぞれの「個性」を発揮してくれたのもすごくよかった。 不器用ながらも一生懸命アクセサリーを作ってくれたコータ氏や、祭り直前に僕の「準備不足」を色々指摘してくれたエカチェさんも。 直前までアクセ作りを頑張ったエマさん、それに皆のお兄さん役をやってくれたI君。
また、これからヒルネットに参加してくれる予定の子どもたちがたくさん「応援」にやって来てくれたのも嬉しかった。 来年、また「すぎなみ舞祭り」に参加できたなら、今度は是非一緒に店をやりましょう!
最後に。 ヒルネットに直接関係なくとも、店に遊びに来てくれた、V-netの生徒それに保護者の皆さん。 本当にありがとうございました。 おかげで子どもたち皆、とても貴重で楽しい「体験」ができたと思います。
さてさて。 上にも書きましたが、来年。 これはなかなか癖になる「体験」だったので、また挑戦しちゃおうかな。
それでは、それでは。
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