はい!
皆様お久しぶりです。
大澤です。
2021年もいよいよ大詰めですね。
よりによって今年は私が最後の活動報告を務めさせていただきます。
あっという間に寒くなってきた今日この頃ではございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ヒルネットはと言えば、ぐずついた天気から抜け出し、気持ちのいいフィールドワークの季節となっております。
と、いうわけで、今年最後の活動は「カレーづくり!」をしました。
以前は隊長のご自宅でカレーづくりをやったこともありますが、2021年の活動は、状況が状況ということもあってあまり料理をしませんでした。
あれから時が流れ、気がつけばしばらく料理をしていない今日この頃、年納めのカレーを作ろうという事で意見が一致しました。
しかし、参加メンバーの増加もあり、隊長のご実家での作業はやはり無理があるとのことで、今回は東京ソーヤの所有している、奥多摩古民家をお借りすることにしました。
ここは以前も訪れたことはありますが、カレー作りをするのは今回が初めてですね。
前日に買い出しに行った食材を、当日に持参するので皆様お忘れ物ない様にお願いします。
いよいよ当日の朝。集合した時からみんなが張り切っているのが伝わります。
電車で揺られて一時間半程、奥多摩に到着です。
「おぉー山だね。」
古民家に到着した面々は、炊事飯と火おこし班に分かれて早速活動を開始しました。
裏庭にある炉の蓋を開け、スコップで灰を掻き出している間に、別働隊が裏山に杉の葉っぱを集めにいきます。今日は天気が良くて暖かいですが、それでも薪が十分にあった方が焚き火は面白いので、皆で頑張って薪拾いをします。
この時期は乾燥しているので火の扱いには十分気をつけましょう。しかし注意しなければいけない反面、燃えやすいものがたくさん落ちている季節でもありますので、掃除も兼ねて薪木拾いを頑張ります。
一方料理班はというと。
凄まじい連携プレーで着々と作業を進めております。
女性陣に負けずおとらず、男性陣も積極的に調理に参加している様です。
各人ができる範囲で作業をこなし、黙々と取り組んでいるのがわかります。
材料を切る一方、低学年組は玉ねぎペーストを作成します。
刻まれた玉ねぎをミキサーにかけて、
ひたすら炒める。
これだけ。
しかしこの玉ねぎペーストがあるのとないのとでは、カレーの味に大きな差が出ます。
野菜が嫌いな人もたくさん野菜を食べれるし、良いことづくしですね
玉ねぎが飴色になるまでしっかりと炒めていきます。
ちなみに今回作るかれーは、スタンダードに「野菜たっぷりチキンカレー」。
食材の香りでお腹が空いてきました。
古民家生活の中では、日頃の成果もあって自然とみんなで協力し合わう雰囲気が出来上がっています。
お腹がすき始めていたのは私だけではなかった様ですね。
苦労の末作業がが一息ついた焚き火班も各々持ってきたっ食材の調理に取り掛かります。
串にマシュマロやソーセージを刺して焼いたり、ダッチオーブンにさつまいもを入れて調理します。中にはソーセージに生ハムを巻いて焼いている生徒まで。
キッチンで疲れた生徒も息抜きに火にあたりに来たり、火おこしに飽きた生徒がキッチンを手伝ったりと、各々自分のペースで活動している様です。
活動を観察していて思うことは、やはりみんな「仕事が好き」ということです。
ここでいう仕事とは、日々外部から課される労働のことではなく、自らの自己選択から発生する作業のことです。
普段は面倒臭く思うことも、そこに自分の働きが作用する環境があれば、子供たちは自分の力で環境をより良くしていこうと務めます。
それが学習である場合もありますが、料理だったり薪割りだったり穴掘りだったりと、自らが興味を持った活動には際限のないエネルギーが注がれます。
大切なのは、子ども自らが活動できる環境を大人が整えていくことだと、しみじみ思っているうちに、キッチンからは美味しそうなカレーの匂いが漂ってまいりました。
カレーのルウや隠し味で最終調整に入ります。
右は玉ねぎ多め、左は少なめの二種類のカレーが完成しました。
「カレーがそろそろできるよー!!」
の掛け声と共に皆が小屋へと集合します。
お腹が明日いていたのでしょう。各人が自分お皿に山盛りにカレーを盛り付けていきます。福神漬けもお忘れなく。
みんな集合したところでいざ実食!。
「うまい!」
一緒に食事をしているし、何よりみんなで作ったのでいつもより美味しく感じますね。
足りなかった人はお代わりや、焼き芋もありますので、焦らずにお願いします。
個人的にはやはり玉ねぎたっぷりの方がコクがあって美味しい気がしました。
2回に分けて炊いた15合分のお米と、鍋2つ分のカレーが見事に完売です。
食事が終わった後は、また各々古民家生活を満喫します。
食後はお姉さんが焼き林檎を作ってくれました。
お腹はいっぱいになったかと思いきやマシュマロを食べたりしながら、火にあたったりしてのんびりと過ごします。
慌ただしい日常生活を送っている人が少なくない都会生活から一歩抜け出して、ゆとりのある時間を十分に過ごせたのではないでしょうか。
ということで今年最後のヒルネットも無事に終了!
火にあたってはいますが、体は冷えていると思うので、帰宅後はしっかりと湯船に浸かりましょう。
来年も元気な姿でお会いできる事を楽しみにしております。
それではみなさま、
良いお年を。
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