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  • 今田

等々力渓谷で東京の地層をみる!

どうも、どうも。

今週のヒルネット。フィールドワークとして等々力渓谷に東京の地層を見に行ってきました。


これは今週の火曜、教室での活動中に決定した企画です。 前回フィールドワーク「化石発掘」のふりかえりを行っている過程で、探訪してみようという話になりました。 「こないだの化石やねんけど、なんであの川の周辺だけ、あんないっぱい採れたん?」

「そりゃ、あそこだけ古い地層がひょっこり顔だしてるからやんけ」

「ほう。で、地層ってなに?」 「げ。まじでいうとんのか、このオッチャン。地層いうたら、いろんな時代の土やら石やら灰やらが積み重なってるできとるもんやんけ」

「ほえー? それ、どこあんのん?」

「僕らの立っとる大地の下やがな!」

「なんで、それできるん?」

「しゃあないやっちゃな。長ーい時間かけて堆積してできるう言うてるやろ。しかも、時代や場所によって、そこが海やったり火山が爆発したりしてて、違う地層になっとるんや!」



と言うわけで、実際にこの目でその地層を確かめるべく、等々力渓谷まで出かけたと言うわけです。



西荻窪から電車で約1時間。 京急等々力駅から歩いて五分の場所。


急に市街地の中に、鬱蒼とした森が現れる印象です。




多摩川上流である小さな川を挟んで、遊歩道が続きます。

そして、その遊歩道から大木の根などがむき出しになった斜面、崖が地表まで続きます。


もっともよく地層が確認できそうな場所を探索するメンバー。


この日午前の地表の気温は24、5度くらい。 ですが、渓谷は20度くらいの少しひんやりした気温でした。



そして、ついに地層がむき出しになったポイントを発見!

このあたりの地層は、だいたい三層に分れています。



うーん、写真の撮り方が悪かった! 左の写真、一番下の層が粘土層になっています。 それはよく判ると思うんですが、草木の生い茂った層の上方に赤茶色い部分があり、そこがいわゆる関東ローム層なんですね。 粘土質の部分は、かつてこの地が海だったことを示しています。その場所が、やがて川になり(草木が生い茂った層は礫層となっています)、その水がひいたところに灰が降り積もった。 三層の地層からは、こうしたことがよくわかります。



さて、今回、僕たちは実際の地層を確認するだけでなく、自分たちでも地層をつくってみる実験を行いました。


つまり、ペットボトルの中に、色々な場所でとった土を入れ、水を入れて最後に水を抜く。


それで、まさしく海から陸地へと変わった場所の「地層」を再現しようとしたわけです。



で、その結果はどうであったか。。。?



お、どうでしょう? お分かりでしょうか?


かすかではありますが、下の方の小さい石つぶだらけの層と、より粒子の細かくなった砂の層とに、一応、分れています!


これは僕もびっくりでした! どうせ失敗するんちゃうん?と子どもたちを侮っていたもので。すみません。



さて、その後は渓谷の近くにある、当時の関東の首長の墓らしい「野毛大塚古墳」をついでに見に行ったり、渓谷沿いにあった横穴式古墳を見たり。



野毛大塚古墳は5世紀前半に築造された古墳だそうで、なんと古墳の頂上まで登ることができます。歴史好きの僕としては大満足。 横穴式の方はもう少し後、奈良時代の富農の墓らしいのですが、これもこんな近くで、しかもはっきりと形を残しているのは、なかなか貴重だと思います。


と、まあこんな感じの約4時間半のフィールドワーク。 地層は確認できたし、色々な古墳はみれたりで大満足でした。

ま、子どもたちは途中で寄った公園で一番盛り上がってましたが。。。

さて、次回は再び古地図を持って東京を歩く予定です! それでは、それでは。



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