消防博物館に新宿御苑！

今田
4月28日
読了時間: 5分

どうもどうも。先週、今週のヒルネット。

わざわざ今週、と書いているのにはワケがある。

いま、この文章を書いているのは4/28の月曜日。

そう、今年度から隔週ながら、ヒルネットは月曜日も「工作クラス」を開講、活動を行なっておるのであーる。

ということで、まずは本日の活動。

今日のメインのお題はコレ。

画用紙の上で墨汁をつけたビー玉を転がし、意図せず墨汁の模様をつける。

その模様をもとに、各自、好き好きに色付け。

するとすると、なかなか格好の良い「抽象アート」的作品が出来上がるというわけ！

ということで、それぞれビー玉をコロコロ。

墨汁ついてるから、下に落とさないでね！(とか言ってると、必ず落とすんですよね……)

この白黒模様に自分の好きな色をどんどん塗っていく。まあ、この模様だけでも何かかっこいいけどね。

そして、おおよそ1時間半。それぞれ色を塗って作った作品がこちら。

すると、なんだか意図せぬ感じで「抽象アート」っぽい作品が出来上がったでしょ！いや、実際、みんなかなりセンスの良い作品に仕上げてくれたと思います！

さてさて、そんな本日の活動の前。先週金曜のヒルネット。お出かけ探検活動。

こちらは天気予報がビミョーな感じだったこともあり、主な屋内の施設を皆で検討。

結果、新宿御苑などにも近い、消防博物館に出かけてまいりましたよ！

その様子については、いつもの通り、専属記者・マロ殿の筆にて振りかえってまいりましょう。

先週は花粉症なのか気圧病なのか風邪なのか？ともかく、あんまり身体の調子が良くなかったマロ殿。

ちょっとした風邪も流行ってるみたいだしねー。皆さんも風邪には気をつけてくださいね。

ということで、そんな身体の不調を訴えながらも、記事だけは仕上げてくるマロ殿のヒルネット広報部・専属記者としてのプロ意識の高さに感動しつつ、先週の活動を見ていきましょう。よろしくマロ殿！

〈昨年度は警察博物館へ行き、午後には皇居内の庭園を散策した。この活動は思いのほか好評であって、そのためであろうか、今度は消防博物館へ行き、午後に新宿御苑へ行くという案がとあるメンバーから提出された。

　この案は即座に可決されたが、その理由としてはこの日が雨天の予報であったことがあげられる。館内で食事をすることのできる環境がどうしても必要だったためだ。

　しかしながら当日、雨が降りそうな気配はどこにもなかった。信濃町駅から歩いて消防博物館へ向かう道のりも、曇り空ではあるのだが雨の気配はどこにもない。

〈消防博物館は四谷消防署と建物を共有している。そのため先日行った警察博物館よりも建物は大きいように思われた。

　博物館にはこの建物の地下一階、一階、三階、四階、五階が割り当てられているが、どうやら上から下るごとにより現代に近づいていくようだ。先に地下の車両展示を見学し、全員で五階に上がった。

　日本に消防車が輸入されたのは元号が昭和に代わる前後なのであろうか、展示されているもっとも古い車両は1924年。僕の記憶が正しければまだ大正年間のはずだ。

　若干話がずれるが、消防車のハシゴを木材で作るというのは、耐火性能としてどうなのだろうか。他のメンバーに問いかけたところ、熱がこもるのを防ぐためでないかと返された。確かにこの年代には未だプラスチックなどの化学製品は一切存在していなかったはずだ。引火という懸念点も、江戸時代の火消しの様に火ではなくハシゴとそれに乗る人に水をかければ何とかなるのだろう。〉

〈それから順に江戸の時代、明治の時代などの消火活動についての展示を見て回っていくが、明治初期までは消火に対する態度というものがあまり変わっていないように感じた。

　江戸の火消したちは自分たちの組のしるしをもって火を消し止めたが、明治ともなってくるとそれらの風習は姿を消す。しかし、より煌びやかにという態度は変わらないのか、ドイツを参考にしたという豪奢な鉄兜をかぶって消火に臨んでいたようだ。〉

〈八百屋お七の絵を目を輝かせて見ていたメンバーについては若干の不気味さもあるため割愛するとして、消火ポンプなどの性能が年々上がっていたことを示す展示などをみていたところ、展示の内容は遂に20世紀に突入した。関東大震災などで幾度も壊滅的な被害を受けた東京の下町については、吉村昭の「関東大震災」やそのエッセイ群を読むといい。空襲によって燃えた家から逃げる際の筆者の気持ちといったものがよく伝わってくる作品だ。〉