日本未来科学へ！

今田
5月6日
読了時間: 6分

どうもどうも。

さて、いきなりですが、宣伝。

実は5月10日の土曜日、ヒルネットは他のスクールや「居場所」団体と一緒に、フリーマーケット的な催しを開きます。

名付けて「いろんな居場所が大集合！キッズの300円マーケット」

日時は5月10日(土)午後2時〜4時

場所は渋谷文化総合センター大和田9階「結・しぶや」(渋谷駅から徒歩5分！)

子どもも保護者も誰でも参加できます！

そして。キッズの、と言っているところからもわかる通り、企画も販売も全部、子どもたちが主体。大人はお金の管理をするぐらい。

300円まで、というルールで雑貨を売ったり古着を売ったり本を売ったり。

他のスクールでは、AI画像作成体験のワークショップなんかも企画してるみたい。

我らがヒルネットでは、ムクロジの実を使ったアクセサリーの作成体験ワークショップを開催。

ムクロジは昔から数珠に使われたりする綺麗で硬質な木の実。

このムクロジの実が、井の頭公園にたくさん「存在」しているということで、実にドリルで穴をあけてビーズと組み合わせ、「すぎなみ舞祭」なんかで販売するアクセサリーなどに使っておりました。

このムクロジの実アクセサリー作りを「お客さん」に体験・作成してもらおうというのが我らが企画(もちろん、出来上がったアクセサリーは作った「お客さん」のものになります)。

井の頭公園のムクロジを使ったアクセサリー作り体験というのが、ヒルネットらしい「売り物」だろうということで、子どもたちが会議して決めました。

まあ、もちろん、他にも古着と雑貨も売る予定。

どうかどうかこの記事読んだ皆々様、チラリとでもよいので、のぞいてみてやってくださいまし！

さてさて、それとは別に、先週のヒルネット。

こちら今回の記事は短め。いきなり金曜日、お出かけ探検活動の様子から。

(きょ、今日がGW最終日でゆっくりしたいからとか、そ、そういう理由じゃあないんだからね！絶対に違うんだからね！！)

ということで、今回はいきなり登場してもらわざるをえない！

マロ殿ー、出番ですよー、GW中も文章書くか笛を吹くか能を観ているかしていたかもしれないマロ殿ーー！！(そんな趣味をもつマロは本当に10代か？疑惑。いや、実際はどこかに出かけてたかもしれんけど)

ということで、先週のお出かけ活動の様子をマロ殿の筆で振り返っていきたいと思います。

よろしくよろしくよろしくでごさる！

〈曇り空の下、科学未来館はこれまでに見たことのないほどの入館者であふれかえっていた。ゴールデンウィークに入ったからなのか。フロアを埋め尽くすほどの人数だが、その多くは外国人観光客であったように記憶している。

　雨が降るとの予報があったため、あらかじめ傘を持って動くことがすでに決定されていた。雨中で活動することのできる候補は二つあった。この日本科学未来館に加え、江戸東京たてもの園である。どちらも根強い支持者を得ていたが、投票の結果江戸東京たてもの園を推す派閥は惨敗し、行き先はあっけなく決定した。

　この場所には、このフリースクールで二年ほど前に来たことがある。それから久しぶりに向かうわけだが、一年前に行かなかった理由として、以下のようなものがあった。

　聞いたはなしによれば、この場所は大改装により展示が大幅に変更になったというのである。かつての展示を愛するメンバーが多かったためであろうか、活動の候補として挙がることがなかったのだが、雨天ということもあってこの度めでたく活動先として決定された。

　しかしながら思った以上の人ごみであり、入館してしばらくすると、メンバーの多くが行方不明者となった。もちろん、団体行動など初めから視野にも入れていないため全く問題ないのであるが、そのため多くのメンバーがどこで何をしていたのか知ることができない。

※博物館などの見学では、集合場所と時間を決めた上で、基本は自由行動。とはいえ、年中・年少メンバーはある程度グループを作ってもらってスタッフがきっちりガード。

　大きな問題として、人ごみによって体験活動や映像の視聴ができないというものがあった。どこを見ても長蛇の列であり、その間を縫って常設展示などを見るほかに選択肢がなかったのだ。

　やはり前回から展示が大幅に変わっている。ロボットや老化などに関する展示が非常に多くなっていたのだ。老化による難聴や白内障に関する展示などもあり、前回と比べて客層がより高年齢対象の者となっているように感じた。

〈馬型の骨格を再現したロボットなどの展示があったのだが、これは非常に綺麗に作られていた。剥製の中にでも入れれば今すぐにも動き出しそうなリアリティを持ったものだ。関節などの位置も完全に再現されている。同じブース内に展示されていたロボット犬aiboなどもこうした関節をもちいているのだろう。想像以上に多彩な動きをしていた。〉

〈最近教室内では量子力学についてなどのグループディスカッションが盛んにおこなわれている。

　基本的にその分野について豊富な知識を持つメンバーが概論を説明し、それについて手元にある書籍などで詳しく調べるということをするのだが、残念ながら量子力学についてはあまり満足な理解を得ることができないでいた。

　ディスカッションの内容は宇宙の成立について派生していく。その途中でエベレット解釈などについても触れたのだが、残念ながら今一つその理論を受け入れることができないでいた。「百億の昼と千億の夜」という小説などでは観測者は宇宙の内部ではなく外部にいると描写されており、この解釈では説明できないように思えるのだ。

　そんな中、量子力学についてのブースをあるメンバーが発見した。グループディスカッションに参加しているメンバーは狂喜した。これで遂にあの難解な理論を理解することができるのかもしれないと。〉

〈しかしながら、付け焼刃の知識だけではやはり理解を深めることは難しい。量子が観測するまでは波と点の二つの性質を持っていることはもとから知っている上、観測したとたんにどちらかに決まってしまうということもシュレディンガーの猫などの話でわかっている。残念ながら、それ以上のことを知ることはなかなかに難しかった。〉