どうもどうも。
今週のヒルネットのフィールドワークは、皆で多摩川に行って参りました。
メンバーはいつものサクチャンに新メンバーのエカチェリーナことエミさん、そして先週に続き飛び入り小五の我が娘(マダラ登校ぎみ)、そしてスタッフ二人の計5名です!
いつものメンバーのコウタ君は残念! 今日は別に用事があって参加できませんでした。
さて、そもそもどうして多摩川にやってきたのか?
それは今週火曜のヒルネット。いつもやってるおせっかい的テーマ学習の時間。
「石って一体何だろう?」
と僕が先週、多摩川で拾ってきた石をネタに皆で考えたのがきっかけです。
で、石ができる理由やその種類について調べていたところ、
「あ、これはチャートやな。で、これが泥岩。ほんで、これが砂岩やな」
と新メンバー、エカチェリーナが博識を披露!
じゃあ、ちょっとみんなで多摩川に行っていろんな石を採取してみよう、となったわけです。
そして今日、やってきました多摩川中流。
小田急の和泉多摩川駅から10分ほど歩いたところ。
事前に調べた情報によると、なんとこの場所、化石なんかも取れるらしい。
ってなことで、化石含め、自分の気に入った石を三つ探して持って帰る、というミッションで活動することになりました。
化石を掘るのに必要な道具は最低でも二つ。
ハンマーとマイナスドライバー。
僕たちが探検したあたりの多摩川中流は、古い時代の地層がむき出しになっていて、アテをつけたら、ドライバーを突き刺しハンマーで叩いて地層や岩をひっくり返します。
硬めの岩石=地層はハンマーで砕く! こんな感じで化石採りに着手します。
で、僕はそうはいっても半信半疑だったんですよ、実は。
そんな簡単に化石なんて取れるわけねえだろう、と。
ところが。。。
これが結構、簡単に採れる!
左写真の上部、右写真の下部にある、少しボコッと楕円形に浮き出ている部分が、それですね。おそらく貝の化石と思われます。
「すげーやん!」
「どうやってとったん?」
「あたしでも簡単にできるかなあ!」
と子どもたちもけっこう興奮。
が、実は誰よりもハリキッテしまったのがレイ先生です。
「これ、めっさおもろいやん。ここも掘ってみよ。あ、あそこの地層もけっこうええかも!」
と、文字通り職人のごとく化石掘りに熱中しておりました。
一方の子どもたちは、やがて化石採りに飽きて、本来の目的だった石探しに着手。
今日のフィールドワークでは、三つくらい気に入った石を見つけることをミッションにしています。
最初の場所ではあまりお気に入りの石が見つからないメンバー。
そこで昼食後、少し場所を移動して、いよいよ本格的に石探しを行いました。
石探しに夢中になった子どもたち。
いつの間にか下半身はずぶ濡れです。いや、下半身どころか全身ずぶ濡れになっている者も約1名。。。
皆がある程度の収穫を得たところで、今日はタイムアップ。
なんと時計をみると、3時半近くになっているではないですか!
これではヨルネット(V-netのこと。夜に行なっている個人授業)に間に合わない〜。
急いで荷物をまとめて河川敷を後にしようとします。。。。が、もっと河原にいたいメンバー。
「先生たちだけ、先帰ってもうたらええやんかー」
いやいや、そうはいかんから。。。
なんとか子ども達をなだめて、和泉多摩川駅に帰還。
駅構内のモスバーガーで涼を取りつつ、簡単な「ふりかえり」を行いました。
「みんな、どんな石とったん?」
「あたし、こんなキラキラ光ってる石とったー。たぶん水晶やで」
「す、水晶やないかなあ。。たぶん石英ちゃう?」
「石英ってなに?」
「おれ、貝とったで!」
「か、貝?」
「ほれ、これ貝やろ、しかも化石と違うで」
「ほ、ほんまや。なんで川に貝がおるんやろ?」
「あ、あたしは大理石とった」
「え? これほんまに大理石」
「わからんけど、違うかなあ」
「どうかな、教室戻って調べてみよか」
こんな感じでミーティングを行いつつ、次回、教室に取った石を持ってきて、さらに調べることになりました。
さらには以下の疑問についても一緒に考えてみることに。
・何であの場所にだけ化石の採れる古い地層が地上に出てきているのか?
・貝なんかが、何で採れたのか? それともこれ、化石?
・そもそも川の水ってなに? 地球にはどうしてこんなに水があるの?
さてさて、教室でのふりかえり学習の結果によっては、また多摩川に出かけることになりそうな予感。。。
僕としては次回は再び東京の街を探求したいんだけどなあ。。
どうなることやら。
それでは、それでは。
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