どうも、どうも。 さて、今週のヒルネットのフィールドワーク。 今回は上野の国立科学博物館に行ってまいりましたよ。
火曜、水曜の教室での活動で、ある程度、古生物の進化や絶滅については学んでおいたメンバー。 できればペルム紀の終わりに起こった大絶滅の理由なんかを知りたい!などと個人的には期待しておりました。
(ペルム紀の大絶滅は恐竜の絶滅以上のインパクトのあるものだったそうで、なんと全生命体の90パーセント以上が絶滅してしまったそうです!)
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ということで、やってきました国立科学博物館。
なぜか出口から中に侵入しようとしてウロウロ。
目指すは地球館。
まずは一階の展示で古代からの現代までの地球生命の進化の歴史をおさらい。
その後は、3階の現在の哺乳類たちの姿を確認し、2階の科学技術に関する展示も一応ざっと見学。
しかし、目指す最終目的地は、地下1階・2階の地球環境の変動と生物進化の展示です。
昼食を屋上の休憩所で食べた後、早速、地下階へと向かいます。
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出た! 三葉虫!
古生代を代表する生物で、約3億年の古生代を進化を繰り返すながら生き抜きました。
「虫」という名前がついてますが、海洋生物であって虫ではないそうです。
そして、化石で見てわかるように、けっこうでかい!
最大で1メートルくらいの個体もいたそうです。まじか。ちょっとナウシカの世界ですね。
次に僕たちがびっくりしたのが、これ。 ダンクルオステウス!
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こいつもデケエ! 予想外にデケエ!
上にメガロドンの歯が飾られている関係で、写真ではいまいちそのインパクトが伝わりませんが、ふつうに人間を捕食できそうなサイズです。
このダンクルオステウス、板皮類と呼ばれる魚類の一種で、骨でできた鎧のようなもので頭部と胸部を覆っていました。
うーん、なんか見た目がかっこいいぞ(主観)。
が、実は興奮もここまで。
ない、意外と古生代の生物たちがいないじゃないか!
アノマロカリスなんかの化石を期待していたメンバーとしては少しがっかり。
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ただ、ちょっと面白かったのは、人類の進化を示すコーナーで、ご存知アウストラロピテクスの「ルーシー」の展示を見ていた時のこと。
たまたま通りがかった解説員の方が教えてくれたのですが、この「ルーシー」という名前、なんとも変てこな由来がありました。
この「ルーシー」の化石を発掘した際、ちょうど調査隊がラジオで流していた音楽が、当時流行していたビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」だったとのこと。
この曲名にちなんで、「ルーシー」と名付けられたそうなんです。
まさか「ルーシー」の由来がビートルズだったとは。。
さて、その後は大型哺乳類たちの化石を眺め、最後に地下1階、恐竜の化石へ。
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ただ、良くも悪くも恐竜の化石程度では、もうあまり驚かないメンバー。
ただ、ティラノサウルスが猫みたいな前屈姿勢で獲物を狙っていた、という話は初耳だったらしく、その辺は面白がっていましたが。
後、けっこうTレックスはメタボ体型だったそう。。。
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ただ、良かったのは。恐竜絶滅の際の地層が見れたこと。
すでに以前、地層の学習をしてフィールドワークも行っているメンバー。
写真ではちょっとわかりにくいんですが、恐竜絶滅期の地層に走る少し白っぽいラインを見逃しませんでした。
そう、この断層こそが恐竜たちを絶滅させたと言われる地球への隕石衝突の証拠なんですね。
この断層にだけ、地表にはあまり存在しないイリジウムという物質が大量に含まれていることが、隕石衝突の証拠の一つとされているんだそうです。
と、こんな感じで終わった先週のフィールドワーク。
しかし、どうしてペルム紀の絶滅に関する記述がほとんどないんだ!
もっと古生代の生物が見たかったぞ!
などなど、ちょっと不満も残ったフィールドワークでしたね。
安易に国立科学博物館を信じすぎたか。。。
古生物に関しては、また何らかの形でリベンジするかもしれません。
それでは!
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